Ropenの野球話

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【近畿大会】神戸国際大附/天理/龍谷大平安/智辯和歌山の4校の中から組み合わせを考える。

こんばんは。

 

ropen1205.hatenablog.com

去年はほぼ無風に終わった近畿の5枠/6枠の争いも、今年はベスト8の時点では読めない展開となりました。ここから準決勝/決勝の勝ち上がりにも左右されそうですが、果たしてどういった組み合わせになるのか高校別に考えていきたいと思います。

 

神戸国際大附】兵庫1位

・県大会8勝0敗(48得点/5失点)

近畿大

〇5-2近江(滋賀2位)

●5-6京都国際(京都3位)

 

◎県1位通過

◎準々決勝1点差

◎同県の候補が0校

〇県大会での失点の少なさ

▲県2位/県3位が初戦敗退

▲準々決勝で府3位に敗戦

▲エース以外の力量に疑問符

個人的に5枠目最有力なのが神戸国際大附で、理由は赤字の3項目の強みから。天理/龍谷大平安はそれぞれ準々決勝5点差/7点差で智辯和歌山は県3位。更にこの3校との最大の違いは「同県に他の候補がいない」事です。これだけでも選抜の選考にマイナスな要素はありません。唯一引っかかる点があるとするならば京都国際(京都3位)に敗れた事。京都国際が次の試合で大阪桐蔭に大敗する事があれば力量を疑問視される可能性はあります。ただ準々決勝でエースが登板していない経緯とこれまでの失点の少なさを考えると、そこまで大きな痛手とはならないでしょう。この結果で選抜から漏れる事があればかなりの驚きです。

 

【天理】奈良1位

・県大会5勝0敗(42得点8失点)

近畿大

〇2-1乙訓(京都2位)

●4-11大阪桐蔭(大阪1位)

 

◎県1位通過

◎好投手の存在

〇土を付けた智辯学園が好調

〇前年優勝校で確かな実力

▲連投&対戦相手をどこまで考慮?

大阪桐蔭智辯学園の結果次第

×コールド負けの選抜例は僅か

今後の準決勝/決勝次第で1番選抜の可能性を左右されそうなのは天理でしょう。というのもコールド負けという結果だけ切り取れば絶望的なので、他のプラス要素でどれだけ賄えるかにかかっているからです。その要素としてやはりエース達の存在/県順位は大きいですし、近年の奈良のレベルの高さも見過ごせません。何より大阪桐蔭相手にコールド負けで実力を測るには不十分であり、県大会で土を付けた智辯学園と併せて今後の勝ち上がり次第では評価も上がります。一番の対抗馬となる龍谷大平安がその智辯学園に大敗している事もまた加味すべき点です。コールド負けと加点要素、良くも悪くも評価の振れ幅が大きいだけに現時点で評価は定まりません。

 

龍谷大平安】京都1位

・府大会6勝0敗(63得点/12失点)

近畿大

〇4-1山田(大阪3位)

●3-8智辯学園(奈良2位)

 

◎府1位通過

◎比較対象の天理より優る5点差

〇複数投手の継投で無理のない起用

▲初戦で初顔3位校に3点差

智辯学園の勝利は天理の評価も上昇

▲土を付けた京都国際の次戦が心配?

×京都国際のベスト4で地域性に差なし

今日の試合で京都国際が敗れていた場合に地域性で相当有利な立場にいた龍谷大平安でしたが、勝利で地域性の有利は消え一旦は絶望的に。しかし、その後の試合で天理がコールド負けした事で可能性が復活するという激動の1日でした。何より大きいのは5点差とはいえ準々決勝が非コールドである事。これだけでも現時点で天理より評価は上となりますが、今後のベスト4の勝ち上がりには要注意。特に京都国際が大阪桐蔭にどれだけスコアで競り合えるかが大切です。優勝校に関しても大阪桐蔭/智辯学園ですと天理の可能性も残ってきますが、市和歌山/京都国際の優勝であれば龍谷大平安がかなり優位になると見ます。

 

智辯和歌山】和歌山3位

 ・県大会5勝2敗(56得点/19失点)

近畿大

〇8-1東海大仰星(大阪2位)

●0-2市和歌山(和歌山1位)

 

近畿大会2試合の内容は1番

〇初戦で大阪2位にコールド勝ち

▲県3位通過

▲新人戦/二次予選と2度の敗戦

×県1位の市和歌山に計3度の敗戦

×比較校が全て府県1位通過

×市和歌山が優勝しても評価は不変?

文字色で分かる通り、智辯和歌山の可能性は相当低いと見ています。唯一推せる点があるとすれば近畿大会のスコア。比較校の中で初戦コールド勝ちは智辯和歌山だけですし、準々決勝も2点差で最少点差と内容の濃い2試合でした。それ以外の加点は無く、むしろ減点要素が目に付くのが痛いところです。比較校の中で唯一の3位校/準々決勝2点差とはいえ完封負けで同じ相手に3度目の敗北という点を看過出来ませんし、過去の選考もこの2点に引っかかると相当評価を落としています。市和歌山が優勝したらという論も「同じ相手に3度も敗北してその相手頼み」となるか微妙なラインです。したがって智辯和歌山の評価はこの時点で確定かなと考えています。

 

個人的な各校の寸評でした。

次にこのデータからの予想。

ropen1205.hatenablog.com

神戸国際大附は1点差(☆)

智辯和歌山は2点差(★☆)

龍谷大平安は5点差(★)

天理は7点差(★☆)

※点差と地域性を合算で見てください。

※あくまでも参考程度で。

 

1点差で補欠になった校の共通点は「同府県が候補にいた事」です。神戸国際大附はここをクリアしており、尚且つ県順位も1位という事で確定で良いと思います。これで落とされるのは近畿の選考史に残るレベルです。

 

2点差の選抜率は高いですが大和広陵以外は全て府県1位。その大和広陵にしても他に奈良/和歌山の候補が0という圧倒的な地域性の優位があっての当選です。県順位/地域性の両方で欠ける智辯和歌山は相当厳しいです。

 

5点差は母数が少ないですが、同府&同順位の2年前の福知山成美のように府被りでも可能性は十分です。県順位にも問題は無く2年前のように京都3位が優勝する事になれば龍谷大平安は更に有利な立場となるでしょう。

 

コールド点差かつ県被りで選出されたのは19年前に遡ります。当時は準々決勝でコールド試合が3試合あった事から「コールド負けの3校から1校を選ばざるを得ない」状況でした。このような例外に当てはまらない天理がどこまで加点できるか注目です。

 

 こんな感じでしょうか。あくまでも過去事例を基にした現時点での予想の為、今年は今年だろ!と思われる方もいる事と思います。個々の考えの違いでいくらでも組み合わせは変わってきます。なのでその点はご了承ください。

 

最後に自分の予想校。

 

5枠…神戸国際大附

6枠…基本線は龍谷大平安

大阪桐蔭が優勝したら天理と半々

智辯学園が優勝したら天理と半々

※残りが優勝したら龍谷大平安

 

これでどうでしょうか。

何にせよ残りの試合次第ですね。