Ropenの野球話

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【選抜/近畿勢振り返り②】2005年~2009年

こんにちは。

昨日の続きです。

ropen1205.hatenablog.com

 

【2005年】6勝6敗

 

神戸国際大附(兵庫1位)/ベスト4

〇4-1 甲府工③

〇4-0 駒大苫小牧

〇15-1 慶応⑤

●6-8 愛工大名電

②育英(兵庫2位)/初戦敗退

●0-1 東邦②

③天理(奈良1位)/ベスト8

〇4-0 柳ヶ浦①

〇19-2 一迫商(21世紀枠)

●2-5 愛工大名電

④市和歌山商(和歌山1位)/2回戦敗退

〇6-5 常総学院

●3-5 神村学園

大産大附(大阪3位)/初戦敗退

●0-2 愛工大名電

八幡商(滋賀1位)/初戦敗退

●1-2 羽黒①

 

昨年の近畿は兵庫決勝。当然ながら神戸国際大附/育英にかかる期待は大きかったが明暗が分かれた。最終的には両校とも愛知勢に土を付けられたものの、神戸国際大附は3勝/育英は未勝利と組み合わせの差も出たか。というのも、昨年の選抜準優勝の愛工大名電は近畿勢から2勝/今年は3勝を重ね優勝している。そういう意味では大産大附もまた、巡り合わせが悪かったと言える。天理も神宮優勝の柳ヶ浦を初戦で完封勝ちしているだけに、いかに愛工大名電が近畿の壁になっていたか。近畿大会準決勝のコールド負けで最終枠に下げられた八幡商は、選抜ベスト4の羽黒に1点差と力量不足は無かった。

 

【2006年】7勝6敗

 

履正社(大阪3位)/初戦敗退

●0-1 横浜③

智辯和歌山(和歌山1位)/2回戦敗退

〇4-0 伊万里商④

●7-10 岐阜城北

京都外大西(京都2位)/初戦敗退

●1-4 東海大相模

PL学園(大阪1位)/ベスト4

〇9-1 真岡工(21世紀枠)

〇1-0 愛知啓成

〇4-1 秋田商①

●0-6 清峰

北大津(滋賀3位)/2回戦敗退

〇2-1 旭川実②

●3-6 日本文理

神港学園(兵庫1位)/ベスト8

〇4-0 南陽工

〇2-0 成田①

●0-4 岐阜城北

 

前年に引き続き大阪勢が選抜初戦で選抜優勝校との対戦に。近畿大会4試合で39得点と猛打をふるっていた履正社であったが横浜の前に完封負け。横浜は残りの4試合で53得点という事を考えると、互いにとっての山場であったに違いない。その履正社に府大会のお返しを受けたPL学園は選抜で再起。久々の選抜で3勝をあげ復権を印象付けた。神港学園近畿大会コールド負け寸前からの選出で2勝をあげ、特に関東王者の成田に完封勝ちを収めたのは大きい。ただ智辯和歌山を含め東海王者の岐阜城北に近畿勢は2敗と、今年も「東海アレルギー」は払しょくしきれず。

 

【2007年】4勝6敗

 

報徳学園(兵庫1位)/初戦敗退

●1-2 室戸③

大阪桐蔭(大阪1位)/ベスト8

〇7-0 日本文理

〇11-8 佐野日大

●1-2 常葉菊川

北大津(滋賀2位)/初戦敗退

●4-7 大垣日大

④市川(兵庫2位)/2回戦敗退

〇4-2 聖光学院

●4-12 帝京①

北陽(大阪2位)/2回戦敗退

〇1-0 鹿児島商④

●3-5 広陵

⑥県和歌山商(和歌山1位)/初戦敗退

●4-6 熊本工①

 

大阪&兵庫勢から4校選出。本来であれば近畿ベスト8の東洋大姫路が6枠になる予定だったが地域性に泣かされ、代わりに初戦敗退の県和歌山商が選出された。しかしこの選考は、選抜での近畿勢の不振にかき消された。近畿優勝の報徳学園が四国準決勝でコールド負けを喫した室戸に接戦を落としたのを皮切りに、北大津/県和歌山商の公立勢も初戦敗退。大阪&兵庫の2位校も1勝止まりで、ベスト8に近畿勢は大阪桐蔭のみに。その大阪桐蔭も選抜優勝の常葉菊川に惜しくも及ばず。これで大阪勢は3年連続優勝校に敗れた事になり、東海勢へのリベンジも来年以降に持ち越された。

 

【2008年】12勝6敗1分

 

東洋大姫路(兵庫1位)/ベスト4

〇4-1 一関学院

〇1-0 八頭②

〇2-0 智辯和歌山

●2-4 沖縄尚学

履正社(大阪1位)/3回戦敗退

〇3-2 下関商

●5-7 聖望学園

③平安(京都1位)/ベスト8

〇3-2 成章(21世紀枠)

△3-3 鹿児島工

〇1-0 鹿児島工

●0-8 聖望学園

智辯和歌山(和歌山1位)/ベスト8

〇12-4 丸子修学館②

〇2-1 宇治山田商

●0-2 東洋大姫路

⑤天理(奈良1位)/ベスト8

〇5-1 敦賀気比

〇10-1 華陵(21世紀枠)

●2-4 沖縄尚学

北大津(滋賀1位)/3回戦敗退

〇3-2 東北①

〇2-6 横浜①

●0-2 長野日大

 

近畿2府4県の1位校が選出される文句の付けようのない選考。名実ともに不足なしの近畿勢は選抜で計12勝を記録した。選抜ベスト8に近畿勢が4校残っていたが、勝ち上がったのは近畿対決を制した東洋大姫路のみ。この年に選抜優勝の沖縄尚学が、天理に続けて準決勝で東洋大姫路を破った。突出した戦績は残せなくとも、近畿6校のレベルの高さがこの年には凝縮されている。その最たる例として、6枠に選出された北大津が東北&関東王者に土を付け存在感を残した。その他として、近畿準優勝にもかかわらず3枠に下げられた平安/近畿ベスト4で2枠に上げられた履正社の両校とも聖望学園に敗れた。

 

【2009年】7勝7敗

 

①天理(奈良1位)/初戦敗退

●3-4 早稲田実

PL学園(大阪1位)/2回戦敗退

〇1-0 西条①

●1-2 南陽工

金光大阪(大阪2位)/初戦敗退

●10-11 倉敷工①

福知山成美(京都1位)/2回戦敗退

〇5-2 国士館①

●0-1 清峰

⑤箕島(和歌山3位)/ベスト8

〇7-3 大分上野丘(21世紀枠)

〇4-3 開星③

●2-8 清峰

報徳学園(兵庫1位)/ベスト4

〇2-0 高崎商③

〇15-2 今治西

〇6-5 中京大中京

●1-4 清峰

彦根東(21世紀枠)/初戦敗退

●4-5 習志野

 

近畿ベスト8は⑤/⑥以外に大阪桐蔭東洋大姫路大阪桐蔭は地域性/東洋大姫路は準々決勝コールド負けの報徳学園との比較で落選した。当選した箕島は久々の選抜で2勝をあげ選抜ベスト8/報徳学園は3勝をあげベスト4と、物議を醸した選考は大正解と言えるだろう。その反面、近畿上位4校は計2勝と不発。特に大阪桐蔭を弾いてまで、近畿大会で好成績を残した大阪勢が伸び悩んだ。近畿待望の初21世紀枠である彦根東は、関東準優勝の習志野に激戦。今後の近畿からの選出に期待を抱かせた。偶然にも選抜優勝の清峰への3敗を含め、天理以外は公立校に敗戦。近畿含め公立が主役の年となった。