Ropenの野球話

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【近畿大会】傑出優勝校/準優勝校を探す。

こんにちは。

今日も近畿大会について。

ropen1205.hatenablog.com

昨日の続きのような記事になります。

まずはこちらをご覧ください。

近畿大会(4試合)の総得点/総失点です。

※2000年以降を対象。

 

赤字…得失点差+20以上

青字…得失点差+10以下

太字…得点/失点/得失点差の各1位

※()内の左が得点/右が失点

 

【優勝/得失点差】

00 鳥羽+23 (27/4)

01 報徳学園+16 (27/11)

02 平安+8 (20/12)

03 大阪桐蔭+25 (32/7)

04 神戸国際大附+9 (16/7)

05 履正社+25 (39/14)

06 報徳学園+17 (19/2)

07 東洋大姫路+10 (16/6)

08 天理+15 (29/14)

09 神戸国際大附+18 (25/7)

10 天理+14 (26/12)

11 智辯学園+12 (21/9)

12 京都翔英+5 (17/12)

13 龍谷大平安+12 (24/12)

14 天理+17 (27/10)

15 大阪桐蔭+18 (28/10)

16 履正社+23 (29/6)

17 大阪桐蔭+27 (28/1)

18 龍谷大平安+10 (18/8)

19 天理+29 (38/9)

20 智辯学園+13 (28/15)

 

【準優勝/得失点差】

00 関西創価+13 (21/8)

01 金光大阪+6 (19/13)

02 智辯和歌山+12 (22/10)

03 社+7 (25/18)

04 育英+14 (22/8)

05 智辯和歌山+17 (29/12)

06 大阪桐蔭+13 (29/16)

07 平安+3 (23/20)

08 PL学園+14 (18/4)

09 大阪桐蔭+16 (20/4)

10 履正社+12 (17/5)

11 天理+15 (25/10)

12 報徳学園+22 (26/4)

13 智辯和歌山+25 (40/15)

14 立命館宇治+7 (25/18)

15 滋賀学園+12 (17/5)

16 神戸国際大附+13 (27/14)

17 智辯和歌山+11 (28/17)

18 明石商+17 (23/6)

19 大阪桐蔭+12 (33/21)

20 大阪桐蔭+18 (34/16)

 

以上のデータから傑出校を紹介していきます。

 

【優勝校/得失点差No.1】

2019年…天理(奈良3位)

〇7-1 報徳学園(兵庫1位)

〇14-0 奈良大附(奈良2位)

〇5-4 履正社(大阪2位)

〇12-4 大阪桐蔭(大阪1位)

得失点差もだが、勝ち上がりで見ても兵庫&大阪1位/同年選手権優勝校/同県上位の4校からの勝利。非の打ち所がない近畿Vである。県大会の時点ではそこまで調子が上がらず、準決勝で智辯学園に3-13の5回コールド負け。3位決定戦で辛くも2-1で勝ち進んだが近畿大会では一転、投打で完成度を高めた。エース庭野が3試合連続完投で決勝に進出すると、決勝では現エースの達が先発。前評判の高かった大阪桐蔭に大勝した。

 

【優勝校/総得点No.1】

2005年…履正社(大阪3位)

〇9-0 高田商(奈良2位)

〇10-4 神港学園(兵庫1位)

〇11-2 PL学園(大阪1位)

〇9-8 智辯和歌山(和歌山1位)

1試合に大量点という訳では無く、4試合で隙のない攻撃が出来ている事からも総得点No.1に相応しい。上記の天理同様に3位校で、府大会は準決勝でPL学園にサヨナラ負け。それでも、この試合と3位決定戦の2試合で21得点の猛打は近畿大会でも衰えることなく。準決勝で再びPL学園との再戦となり、今度は7回コールド勝ちでリベンジ。決勝では智辯和歌山との「強打校対決」の通り、乱打戦となったが辛くも逃げ切った。

 

【優勝校/総失点No.1】

2017年…大阪桐蔭(大阪1位)

〇12-0 京都翔英(京都2位)

〇10-1 近大附(大阪3位)

〇5-0 近江(滋賀1位)

〇1-0 智辯和歌山(和歌山1位)

府大会7試合で5失点の投手力の高さは、後のドラフト指名選手である横川/柿木/根尾の3人がいた層の厚さ&堅守の賜物。決勝までに3試合で28得点をあげた強打の智辯和歌山相手にも点を許さなかった。内訳は、1回戦&決勝は柿木/準々決勝は横川/準決勝は根尾がそれぞれ完投。唯一の失点は近大附の1点のみだが、実は府大会でも準決勝で近大附に1点を許している。翌年の選抜でも5試合で7失点と抜群の安定感で優勝した。

 

【優勝校/得失点差No.1】

2012年…京都翔英(京都1位)

〇2-1 神戸国際大附(兵庫2位)

〇3-1 履正社(大阪1位)

〇9-8 龍谷大平安(京都3位)

〇3-2 報徳学園(兵庫1位)

4試合で得失点差+5。しかも2試合が延長12回までもつれ込む接戦に次ぐ接戦を制し優勝した傑出度は計り知れない。接戦での強さの1つは投手枚数の多さ。エース榎本が2試合完投で選抜を確実とした準決勝では4投手を試投。決勝では再び榎本が延長13回を投げ切ったが、エース1枚に依存しないチーム作りで負担を分散させた。4試合の相手はいずれも近畿大会優勝経験校。甲子園未出場校が見せた強さは紛れも無く本物だ。

 

【準優勝校/得失点差No.1】

※総得点もNo.1

2013年…智辯和歌山(和歌山1位)

〇10-1 市川(兵庫3位)

〇10-0 奈良大附(奈良2位)

〇16-8 報徳学園(兵庫1位)

●4-6 龍谷大平安(京都1位)

県大会は準々決勝3試合で18得点と決して多くはなかったが、近畿大会4試合で40得点。これは上記の履正社(39得点)を上回る記録であり、準決勝までの3試合がコールド勝ちでないと今後の記録更新は難しい。投手は中野/東妻の2枚が中心。準決勝は東妻/決勝は中野が序盤に失点を重ねたものの、結果的には総得点+25もNo.1と得失点差との「2冠」を達成した。ちなみに龍谷大平安は選抜も優勝したが、1試合の最多失点は4と同じ。

 

【準優勝校/総失点No.1】

2008年…PL学園(大阪1位)

〇8-1 塔南(京都3位)

〇7-0 報徳学園(兵庫1位)

〇3-2 福知山成美(京都1位)

●0-1 天理(奈良1位)

過去14度の大阪V(秋)を誇るPL学園の最終V。準決勝で大阪桐蔭相手に完封も含め、安定した試合を重ねて大阪を制した。近畿大会ではエース中野が4試合連続完投。決勝では天理相手に延長11回まで投げ切ったが悔しいサヨナラ負け。得点が1回戦から右肩下がりだったのが惜しまれる。それでも新旧入れ替わり著しい大阪勢において、古豪健在を印象付けた。決勝の相手が古くからのライバルである天理なのも巡り合わせか。

 

【準優勝校/総失点No.1】

2009年…大阪桐蔭(大阪1位)

〇9-0 関西中央(奈良3位)

〇2-0 育英(兵庫2位)

〇9-1 立命館宇治(京都1位)

●0-3 神戸国際大附(兵庫1位)

奇しくも前年のPL学園と同じく、近畿大会4試合で4失点。府大会では決勝にて前年敗れたPL学園に雪辱を果たし優勝した。近畿大会も2試合連続完封スタートから、準決勝でも1失点。エース福本を中心に中野/山中の3枚で抑え込んだ。しかし決勝は神戸国際大附に完封負けと、これまた前年のPL学園と同じ。選抜に向けての課題となった。この年を含め、大阪桐蔭/履正社/PL学園の三つ巴の状態は2015年まで続いた。

 

【準優勝校/総失点No.1】

2012年…報徳学園(兵庫1位)

〇3-1 福知山成美(京都2位)

〇13-0 大商大堺(大阪3位)

〇8-0 大阪桐蔭(大阪2位)

●2-3 京都翔英(京都1位)

県大会からエース乾がフル回転。近畿大会3試合を完投した後に、決勝の京都翔英にも13回を最後まで投げ抜いた。ちなみに優勝した京都翔英の成績は、上記にも記したように4試合で得失点差+5。4試合で得失点差+22を記録した報徳学園とは対照的な勝ち上がりだったが、エース1枚の依存度の差が決勝に表れた形か。この2校を合わせて大阪勢3校を全て破った事からも、高い投手力近畿大会で重要な事を改めて証明した。

 

【準優勝校/得失点差No.1】

2007年…平安(京都1位)

〇5-4 報徳学園(兵庫2位)

〇9-4 郡山(奈良3位)

〇7-6 智辯和歌山(和歌山1位)

●2-6 東洋大姫路(兵庫1位)

得失点差+3は上記の京都翔英を下回る最小値。実は府大会でも準々決勝以降の3試合は全て1点差。中でも準々決勝の立命館宇治戦では延長14回の死闘であった。その経験があるからこその近畿大会の戦いぶりとも言える。府大会同様にエース川口と打線のかみ合わせが良く、近畿大会でも2度の1点差勝利。決勝では3投手の継投で挑んだが、序盤の失点を打線が返せず。しかし、接戦に強いのは平安らしさを感じさせた。

【選抜〇枠目】4枠目>1枠目?近畿大会の選考と選抜結果を結び付けてみた。

こんにちは。

ようやく体調が良くなりました。

 

今日は選考で〇枠目にて選ばれた高校が、翌年の選抜でどのような実績を残したのかをくっつけて記載していこうかと思います。2000年以降の近畿大会を対象とします。

 

赤…選抜優勝 

青…選抜準優勝

緑…選抜ベスト4

紫…選抜ベスト8

茶…選抜ベスト16

①②③…府県順位

 

優勝(1枠目)/優勝3・準優勝1

01年 ①鳥羽●2-3関西

02年 ①報徳学園〇8-2鳴門工

03年 ③平安●0-3横浜

04年 ③大阪桐蔭●2-3東北

05年 ①神戸国際大附●6-8愛工大名電

06年 ③履正社●0-1横浜

07年 ①報徳学園●1-2室戸

08年 ①東洋大姫路●2-4沖縄尚学

09年 ①天理●3-4早稲田実

10年 ①神戸国際大附●2-3帝京

11年 ②天理●0-1北海

12年 ②智辯学園●1-2関東一

13年 ①京都翔英●2-3敦賀気比

14年 ①龍谷大平安〇6-2履正社

15年 ①天理●1-3健大高崎

16年 ②大阪桐蔭●1-4木更津総合

17年 ②履正社●3-8大阪桐蔭

18年 ①大阪桐蔭〇5-2智辯和歌山

19年 ③龍谷大平安●0-1明豊

※20年 ③天理●2-4広島新庄

流石の近畿優勝校の面々。3校の優勝の内、報徳学園は県/近畿/神宮/選抜と4大会連続優勝を果たしている。報徳学園を含め2000年代は兵庫勢の躍進が目立ったが、2010年代は大阪/京都/奈良の三つ巴。優勝の14年/18年と準優勝の17年がいずれも「選抜近畿決勝」となるなど、近畿のレベルの高さが戦績からも表れている。

 

準優勝(2枠目)/準優勝1

※08年は近畿ベスト4

01年 ①関西創価●1-2常総学院

02年 ①金光大阪●4-7明徳義塾

03年 ③智辯和歌山●0-13徳島商

04年 ③社●2-3愛工大名電

05年 ②育英●0-1東邦

06年 ①智辯和歌山●7-10岐阜城北

07年 ①大阪桐蔭●1-2常葉菊川

08年 ①履正社●5-7聖望学園

09年 ①PL学園●1-2南陽工

10年 ①大阪桐蔭●2-6大垣日大

11年 ②履正社●2-16東海大相模

12年 ③天理●3-9健大高崎

13年 ①報徳学園●3-4常葉菊川

14年 ①智辯和歌山●2-3明徳義塾

15年 ②立命館宇治●1-7静岡

16年 ③滋賀学園●0-6智辯学園

17年 ①神戸国際大附●1-2東海大福岡

18年 ①智辯和歌山●2-5大阪桐蔭

19年 ①明石商●2-4東邦

※20年 ①大阪桐蔭〇4-2東海大相模

大阪1位がのべ7校を占める2枠目。特に07年からは4年連続大阪1位校で続いたが大きく戦績は伸びず。翌年に唯一の大阪2位である履正社がベスト4と躍進した。大阪のみならず近畿全体でも12~15年まで4年連続初戦敗退と戦績が伸び悩んでいたが、18年から智辯和歌山/明石商と2年連続ベスト4と持ち直した。来年もまた大阪1位が濃厚だ。

 

(3枠目)/準優勝1

※08年は近畿準優勝

01年 ③浪速●2-4宜野座

02年 ①平安●1-7浦和学院

03年 ①斑鳩●0-6明徳義塾

04年 ①立命館宇治●4-5愛工大名電

05年 ①天理●2-5愛工大名電

06年 ②京都外大西●1-4東海大相模

07年 ②北大津●4-7大垣日大

08年 ①平安●0-8聖望学園

09年 ②金光大阪●10-11倉敷工

10年 ①立命館宇治●6-7広陵

11年 ①智辯和歌山●3-10履正社

12年 ③履正社●2-9愛工大名電

13年 ③龍谷大平安●2-4早稲田実

14年 ①履正社●2-6龍谷大平安

15年 ①龍谷大平安●0-2浦和学院

16年 ①明石商●1-2龍谷大平安

17年 ①滋賀学園●3-5東海大福岡

18年 ①乙訓●1-2三重

19年 ①履正社●0-3星稜

※20年 ②履正社〇10-1星稜

ここから近畿ベスト4の3枠目。2010年代は初戦敗退orベスト8の繰り返しだったが14年の履正社が準優勝と突き抜けた。しかしベスト4に進出したのはこの年だけ。ベスト4に5度進出した2枠目より大きく戦績が劣るのは否めない。近畿準優勝ながら決勝4点差で3枠目に下げられた08年の平安はベスト8で見返した(2枠目の履正社はベスト16)。

 

(4枠目)/優勝2

※05/12/14/15年は近畿ベスト8

01年 ①神戸国際大附●2-5市川

02年 ①智辯和歌山●2-7関西

03年 ③東洋大姫路●1-5広陵

04年 ①斑鳩●0-5福岡工大城東

05年 ①市和歌山商●3-5神村学園

06年 ①PL学園●0-6清峰

07年 ②市川●4-12帝京

08年 ①智辯和歌山●0-2東洋大姫路

09年 ①福知山成美●0-1清峰

10年 ③神港学園●1-2中京大中京

11年 ③報徳学園●5-8城南

12年 ①大阪桐蔭〇7-3光星学院

13年 ②大阪桐蔭●4-5県岐阜商

14年 ①智辯学園●4-5佐野日大

15年 ①大阪桐蔭●0-11敦賀気比

16年 ①龍谷大平安●1-2智辯学園

17年 ③大阪桐蔭〇8-3履正社

18年 ①近江●3-4星稜

19年 ①智辯和歌山●3-4明石商

※20年 ①智辯学園●3-4中京大中京

3枠目より戦績が大きく伸びているのは、ベスト8の最高評価校が4枠目に繰り上がる事の影響もある。その最たる例が12年の大阪桐蔭であり、近畿ベスト8から選抜優勝を掴んだ。この年も含め、17年は府3位からでも優勝する辺りは流石大阪桐蔭か。全体的に見ても初戦敗退が4回のみと1枠目より少なく、侮れないのが4枠目である。

 

(5枠目)/優勝1

※12/14/15年は近畿ベスト4

01年 ①智辯学園●2-5桐光学園

02年 ②三木●8-12鵜川

03年 ①近江●2-4広陵

04年 ②報徳学園●2-3東海大山形

05年 ③大産大附●0-2愛工大名電

06年 ③北大津●3-6日本文理

07年 ②北陽●3-5広陵

08年 ①天理●2-4沖縄尚学

09年 ③箕島●2-8清峰

10年 ①天理●4-7敦賀気比

11年 ③京都成章●3-9静清

12年 ①近江●1-13光星学院

13年 ①履正社●0-1岩国商

14年 ①報徳学園●0-1沖縄尚学

15年 ②奈良大附●0-3敦賀気比

16年 ①智辯学園〇2-1高松商

17年 ①智辯学園●1-5盛岡大附

18年 ③彦根東●0-1花巻東

19年 ①福知山成美●2-3筑陽学園

※20年 ②明石商〇3-2桐生第一

3枠目と戦績的に似ているのが5枠目。16年に選抜優勝を果たした智辯学園以外はベスト4に進出できず。ベスト4から繰り下がった3校が早期敗退だったのも痛い。しかし地域性で中々当選しない校が5枠目に多いのも事実で、09年の箕島は久々のベスト8で古豪の活躍に盛り上がり、18年の彦根東はノーノー未遂を含め前評判以上の健闘を見せた。

 

(6枠目)

※03/07年は近畿初戦敗退

※05年は近畿ベスト4

01年 ①南部●7-8常総学院

02年 ②大体大浪商●2-3鳴門工

03年 ①近大附●8-16遊学館

04年 ①八幡商●2-4明徳義塾

05年 ①八幡商●1-2羽黒

06年 ①神港学園●0-4岐阜城北

07年 ①県和歌山商●4-6熊本工

08年 ①北大津●0-2長野日大

09年 ①報徳学園●1-4清峰

10年 ①智辯和歌山●2-7興南

11年 ②加古川北●2-13日大三

12年 ①鳥羽●0-2聖光学院

13年 ②大和広陵●1-2尚志館

14年 ②福知山成美●2-6履正社

15年 ①近江●0-3県岐阜商

16年 ①市和歌山●0-6南陽工

17年 ②報徳学園●4-6履正社

18年 ①智辯学園●1-2創成館

19年 ②市和歌山●3-4習志野

※20年 ①智辯和歌山●1-8尽誠学園

現在の制度の最終枠。ここ20年での決勝進出校は無いが、2010年代はベスト8に4校と安定した戦績を残している。公立校が飛び抜けて多く半数の10校を占めるが、私立校と戦績で比較しても遜色ない。03年/07年の近畿初戦敗退2校はいずれも勝てず、逆転選出の評価通りにはいかなかった。果たして来年はどこが選ばれるだろうか。

 

(7枠目&21世紀枠)

※★は21世紀枠

01年 ③姫路工●5-8日大三

★09年 ②彦根東●4-5習志野

★10年 ②向陽●1-3日大三

★12年 洲本●1-2鳴門

★14年 ②海南●3-4池田

★15年 桐蔭●7-11今治西

★16年 長田●2-3海星

17年 ②高田商●1-11秀岳館

★18年 膳所●0-10日本航空石川

01年の姫路工が近畿7枠の最終年。17年の高田商は現段階で近畿唯一の神宮枠。しかし両校とも「下剋上」とはいかず。残る21世紀枠の中では向陽が唯一の勝利(問題発言で物議を醸した開星からの1勝)。初戦で敗れた校も膳所以外は接戦に持ち込めており、近畿のレベルの高さは21世紀枠にも表れている。その点では来年も期待したい。

【近畿大会】18校トーナメントの3年間&選抜を紹介。

こんばんは。

今日も近畿大会の選考について。

 

現在、近畿大会は大阪&兵庫は3校固定/滋賀&奈良は奇数年に3校(偶数年に2校)/京都&和歌山は偶数年に3校(奇数年に2校)の計16校となっており、シードは無く4勝すれば優勝となっています。過去のトーナメント制度は以下の通り。

 

①1955年~1976年

・計12校

・各府県2校

・4校がシード(1位優先)

・6~7枠の変動制

 

②1977年~1980年

・計14校

・各府県2校+大阪/兵庫の3位校

・2校がシード(1位優先)

・6~7枠の変動制

 

③1981年~1983年

・計18校

・各府県3校

・4校が1試合多い(2/3位優先)

・基本7枠固定

 

1984年~1990年

・計14校

・各府県2校+大阪/兵庫の3位校

・2校がシード(1位優先)

・基本7枠固定

 

⑤1991年~2000年

・計16校

・現在の校数制度

・シード無し

・基本7枠固定

 

⑥2001年~

・計16校

・現在の校数制度

・シード無し

・基本6校固定

 

そして今回は③の3年分の選考について詳しく紹介していこうと思います。近畿大会と選考は年が違うので、1年ずれてるのをご留意ください。

 

・茶色はベスト16(1勝)

※は翌年の選抜成績

 

・1982年(阪神2/京滋2/奈和3)

【選抜校一覧】

①★箕島(和歌山1位)〇7-5(桜)

※ベスト8●0-1 PL学園

②★桜宮(大阪1位)●5-7(箕)

※初戦敗退●1-4 中京

③★PL学園(大阪2位)●2-3(箕)

※優勝〇15-2 二松学舎大

④★西京商(京都2位)●3-6(桜)

※初戦敗退●1-3 早稲田実

⑤★瀬田工(滋賀3位)●2-7(箕)

※初戦敗退●0-11 明徳

⑥★郡山(奈良2位)●0-5(桜)

※ベスト8●3-8 二松学舎大

⑦★大成(和歌山2位)●1-7(桜)

※2回戦敗退●0-1 中京

「公立決勝」はこの年が最後。選抜初出場を確実にした桜宮/3年前に春夏連覇を果たした最強公立の呼び声高い箕島の一戦は箕島に軍配。ベスト4ではこれまた選抜初出場を確実にした西京商/前年の近畿を制したPL学園という新鋭校/実力校の構図に分かれた。しかし選抜では実力校が存在感を発揮。桜宮/西京商は初戦で実力校に当たる不運もあり敗退したが、箕島vsPL学園は準々決勝まで勝ち上がり直接対決に。この試合を制したPL学園が優勝まで勝ち進んだ。郡山は近畿ベスト16での選出で不安視されたが、選抜ではベスト8まで勝ち進み実力を証明した。

 

【その他一覧】

①▲洲本(兵庫1位)●1-3(耐)

②▲比叡山(滋賀2位)●0-3(PL)

耐久(和歌山3位)●1-4(西)

智辯学園(奈良1位)●1-5(PL)

宇治(京都1位)●0-5(瀬)

近江(滋賀1位)●2-3(大)

三田学園(兵庫2位)●0-5(比)

洛星(京都3位)●2-7(箕)

村野工(兵庫3位)●4-6(郡)

奈良工(奈良3位)●0-2(西)

春日丘(大阪3位)●0-8(PL)

選考ではベスト4までが順当に4枠。5枠には地域性から滋賀勢を入れる上で比叡山と瀬田工の比較がなされたが、初戦/準々決勝の対戦相手などから瀬田工に。6枠はこれまた地域性から奈良勢で唯一1勝をあげた郡山。5/6枠と地域性が重んじられた選考となった。この時点で3校初戦敗退の兵庫勢の姿が無く7枠目で洲本も検討されたが、初戦で敗れた耐久が選考ラインに残っており逆転選出は難しいと判断され落選。ベスト8の耐久と大成の同県比較となった。ここでは県大会での直接対決の勝敗も加味されたか、大成が選ばれた。選抜で兵庫0校の年は初めてである。

 

・1983年(阪神4/京滋2/奈和1)

【選抜校一覧】

①★泉州(大阪2位)〇9-1(立)

※2回戦敗退●1-5 享栄

②★立命館(京都3位)●1-9(泉)

※初戦敗退●1-2 桜美林

③★長浜北(滋賀1位)●1-5(泉)

※初戦敗退●2-4 東北

④★上宮(大阪1位)●2-3(立)

※2回戦敗退●1-7 明徳

⑤★星林(和歌山1位)●3-5(立)

※初戦敗退●0-2 佐世保

⑥★高砂南(兵庫3位)●0-4(上)

※初戦敗退●3-12 享栄

⑦★報徳学園(兵庫2位)●3-4(星)

※2回戦敗退●0-1 佐世保

優勝した泉州は初選抜。今の近大泉州であるが当時はほぼ女子生徒という異色の高校でもある。初戦で翌年の選手権優勝校となる取手二を破り、嬉しい初白星も手にした。準優勝の立命館は25年ぶりの選抜。ベスト4の長浜北も初選抜/上宮も2年前の選抜ベスト4とはいえ3度目の選抜と、比較的目新しい面々となった。しかし、7校がベスト8に残る事は無く敗退。枠の多さを考えると非常に厳しい結果である。佐世保工/享栄がそれぞれ2勝ずつあげたが、この2校もベスト4に残れなかった事を考えると近畿全体のレベル向上に課題を残す年となった。

 

【その他一覧】

①▲吉備(和歌山3位)●1-5(泉)

②▲新宮(和歌山2位)●1-6(長)

京都西(京都1位)●1-2(泉)

智辯学園(奈良1位)●3-4(立)

三田学園(兵庫1位)●1-6(吉)

広陵(奈良2位)●0-4(泉)

山城(京都2位)●0-6(上)

彦根東(滋賀2位)●0-10(報)

大産大高(大阪3位)●1-3(長)

二階堂(奈良3位)●1-4(新)

栗東(滋賀3位)●1-3(高)

選考ではベスト4までが順当に4枠。5枠目以降は1勝をあげた和歌山3校/兵庫2校と、地域性◎の智辯学園の6校で計3枠を取り合うことに。まず和歌山の県大会にて吉備/新宮を下して優勝した星林が抜きんでて5枠。同様に兵庫の県大会にて強豪校を制した実力が加味され高砂南が6枠を得た。残る4校の内、去年の兵庫の例もあり地域性だけで推すには0勝では物足りない智辯学園がまず落選。最後に判断材料として使われたのは県レベルの差と県大会の試合数。兵庫2位はこの2点で和歌山勢を上回ると判断され、報徳学園が選ばれた。去年兵庫0校の反動もあったか。

 

1984年(阪神3/京滋2/奈和2)

【選抜校一覧】

①★PL学園(大阪1位)〇7-1(京)

※準優勝●0-1 岩倉

②★京都西(京都1位)●1-7(PL)

※2回戦敗退●1-10 PL学園

③★和歌山工(和歌山1位)●3-5(京)

※初戦敗退●2-4 都城

④★智辯学園(奈良1位)●4-7(PL)

※初戦敗退●3-9 拓大紅陵

⑤★私神港(兵庫1位)●2-9(京)

※2回戦敗退●1-3 都城

⑥★高島(滋賀2位)●0-3(和)

※初戦敗退●4-17 佐賀商

⑦★三国丘(大阪2位)●2-4(私)

※初戦敗退●5-6 日大三島

去年、近畿大会未出場に終わったPL学園が選手権優勝を経て戻ってきた。選抜でも3試合で34得点の猛打で夏春連覇も見えてきたが、残る2試合で1得点と打線が沈黙し惜しくも準優勝に終わった。それでも、残る近畿6校がベスト8に残れなかったことを考えると「近畿はPL1強」の印象をさらに強めた。近畿勢から2勝をあげた都城は、準決勝でPL学園に0-1に迫る近畿キラーぶりを見せた。初出場勢では、京都西は嬉しい選抜初勝利/高島は苦い大敗/三国丘は9回までリードもサヨナラ負けで惜しくも初勝利ならず。全体としては、去年同様に近畿の戦績は伸びなかった。

 

①▲近大附(大阪3位)●2-11(PL)

②▲花園(京都2位)●3-5(近)

明石商(兵庫2位)●2-7(智)

長浜(滋賀1位)●0-7(近)

畝傍(奈良2位)●5-7(高)

桐蔭(和歌山2位)●4-5(花)

市川(兵庫3位)●1-3(和)

柴野(京都3位)●0-8(PL)

天理(奈良3位)●3-10(京)

耐久(和歌山3位)●2-10(三)

八幡商(滋賀3位)●1-10(明)

選考では決勝2校と準決勝で接戦の和歌山工が3枠。もう1校のベスト4である近大附は府/近畿大会とPL学園に対して2試合23失点の大敗が問題視され、選抜確定ラインから外された。4~6枠は、PL学園に3点差の試合内容が評価された智辯学園が4枠。コールド負けながら兵庫1位が評価された私神港が5枠。5枠までにいない滋賀勢の中から1勝をあげた高島が6枠となった。7枠は1勝した校の中で、花園は近大附に敗れたため落選/明石商は同県の私神港の戦績が伸びず落選。三国丘は府大会でPL学園に0-1の接戦の内容が近大附を上回ると判断され7枠となった。

【近畿大会】初戦敗退/コールド負けで選抜入りの経緯から得る知識【後編】

こんばんは。

昨日の続きになります。

 

ropen1205.hatenablog.com

 

ここから6枠時代へ。

 

・2002年…大体大浪商(コールド負け)

①★報徳学園(兵庫1位)〇5-3(金)

②★金光大阪(大阪1位)●3-5(報)

③★平安(京都1位)●2-8(報)

④★智辯和歌山(和歌山1位)●3-6(金)

⑤★三木(兵庫2位)●1-5(金)

⑥★大体大浪商(大阪2位)●1-8(報)

①▲郡山(奈良1位)●1-8(智)

②▲彦根東(滋賀3位)●0-10(平)

1枠~4枠までベスト4に4府県の1位校が揃った。しかし準々決勝4試合のうちの3試合はコールドと選考を悩ませる事に。その中で唯一コールド負けしなかった三木が5枠。6枠は初戦敗退校も含めて議論されたが、報徳学園に1点差の天理(奈良3位)/金光大阪に1点差の育英(兵庫3位)は県順位で評価を逆転させるには至らず。結局、実力重視で大体大浪商となった。地域性◎の郡山との差は、対戦相手の勝ち上がりが大きかったか。

 

・2003年…近大附(初戦敗退)

①★平安(京都3位)〇6-3(智)

②★智辯和歌山(和歌山3位)●3-6(平)

③★斑鳩(奈良1位)●3-4(平)

④★東洋大姫路(兵庫3位)●0-9(智)

⑤★近江(滋賀1位)●5-7(平)

⑥★近大附(大阪1位)●2-4(東)

①▲南部(和歌山1位)●4-5(斑)

②▲育英(兵庫1位)●1-2(東)

ベスト4に3位校が3校の波乱、選考ではそれ以上の波乱となった。上記に無いベスト8の校は箕島(和歌山2位)で、同県の智辯和歌山に敗戦/南部との比較で落選した。残る3校の中で地域性◎の近江はすんなり5枠。この5枠までに大阪の姿が無い異例の事態に。大阪3校はいずれも初戦敗退で南部/育英も県1位&1点差と内容は申し分無く、初の大阪0校が濃厚であった。しかし「大阪1位+地域性」の恩恵は大きく、まさかの近大附が6枠。

 

・2007年…県和歌山商(初戦敗退)

①★報徳学園(兵庫1位)〇5-1(大)

②★大阪桐蔭(大阪1位)●1-5(報)

③★市川(兵庫2位)●5-9(大)

④★北大津(滋賀2位)●0-7(報)

⑤★北陽(大阪2位)●0-5(報)

⑥★県和歌山商(和歌山1位)●3-5(北)

①▲近江(滋賀1位)●6-13(大)

②▲東洋大姫路(兵庫3位)●6-7(北)

5枠の北陽までは順当。北陽は5点差も報徳学園との対戦で力量ありと判断された。上記のベスト8で唯一名の無い智辯和歌山(和歌山2位)は市川にコールド負け。初戦の8失点を含め投手力に欠けるとされ落選した。東洋大姫路は1点差も兵庫3校目の地域性で同じく落選。6枠は近江の他に初戦敗退校の郡山(奈良1位)と報徳学園に1点差の熊野(和歌山3位)の名も出たがいずれも決め手に欠け、地域性◎&県順位で抜きんでた県和歌山商に。

 

・2009年…報徳学園(コールド負け)

①★天理(奈良1位)〇1-0(PL)

②★PL学園(大阪1位)●0-1(天)

③★金光大阪(大阪2位)●6-7(天)

④★福知山成美(京都1位)●2-3(PL)

⑤★箕島(和歌山3位)●4-7(天)

⑥★報徳学園(兵庫1位)●0-7(PL)

①▲東洋大姫路(兵庫3位)●0-2(福)

②▲大阪桐蔭(大阪3位)●2-3(金)

①◎彦根東(滋賀2位)●4-6(東)

決勝/準決勝の計3試合が1点差と実力伯仲の4校は文句無し。5枠を選ぶ上で、まず大阪3校目の大阪桐蔭が落選。残るベスト8に兵庫2校という事で、まず地域性◎/天理に善戦した箕島が選ばれた。6枠は兵庫2校の比較となり、どちらも実力校だけに県大会での直接対決を含め細かく比較された。報徳学園はベスト8の中で唯一のコールド負けも、相手がPL学園という事もあり点差はあまり考慮されず。県順位の優位性もあり選ばれた。

 

・2016年…市和歌山(コールド負け)

①★大阪桐蔭(大阪2位)〇3-2(滋)

②★滋賀学園(滋賀3位)●2-3(大)

③★明石商(兵庫1位)●3-5(大)

④★龍谷大平安(京都1位)●1-8(滋)

⑤★智辯学園(奈良1位)●4-9(大)

⑥★市和歌山(和歌山1位)●0-7(明)

①▲報徳学園(兵庫2位)●0-1(滋)

②▲阪南大高(大阪3位)●0-7(龍)

①◎長田(兵庫ベスト8)

4枠まで奈良/和歌山の姿は無し。5枠以降は地域性が重んじられた選考となった。まず大阪桐蔭との試合で力量を買われ、地域性◎の智辯学園が5枠。残るベスト8の3校の内、阪南大高は県順位も含めてコールド負けが響き落選。市和歌山は地域性◎&県順位で上回るもコールド負けが痛い。となれば報徳学園が自然と残るが、21世紀枠に長田が選ばれた事で「兵庫3校目」という扱いになり、市和歌山が優先的に選ばれた。

 

・2017年…高田商(コールド負け)

①★履正社(大阪2位)〇8-2(神)

②★神戸国際大附(兵庫1位)●2-8(履)

③★滋賀学園(滋賀1位)●3-6(履)

④★大阪桐蔭(大阪3位)●3-5(神)

⑤★智辯学園(奈良1位)●4-6(大)

⑥★報徳学園(兵庫2位)●0-1(滋)

⑦★高田商(奈良2位)●0-7(履)

①▲和歌山東(和歌山1位)●8-9(高)

②▲上宮太子(大阪1位)●3-11(神)

神宮枠により久々の近畿7枠。神宮優勝の履正社を含め、ベスト4は高いレベルの校が揃った。5枠は地域性◎の智辯学園/6枠は残るベスト8の中で、準々決勝の試合内容で報徳学園が抜きんでた。高田商/上宮太子は両校ともコールド負けで初戦敗退校も7枠争いに絡んだが、地域性◎の和歌山東&東山(京都1位)は対戦相手がベスト8止まり。決め手に欠いたため大阪3校目の上宮太子を落選させると、消去法で高田商が残った。

【近畿大会】初戦敗退/コールド負けで選抜入りの経緯から得る知識【前編】

こんばんは。

昨日の記事の補足版になります。

ropen1205.hatenablog.com

近畿は選考のあれこれを知るには最適な地区といえます(枠の多さ/地域性重視などの点から)。そこで今日は近畿の選考の歴史を辿り、より深く選考について知っていきたいと思います。

 

※平成以降を対象

 

【7枠時代①】

・~1991年

・府県1位(2校)がシード

・大阪&兵庫は3校/残り2校で固定

 

・1989年…八幡商(初戦敗退)

①★尼崎北(兵庫3位)〇6-4(報)

②★報徳学園(兵庫2位)●4-6(尼)

③★近大附(大阪1位)●2-3(尼)

④★日高(和歌山1位)●3-6(報)

⑤★上宮(大阪2位)●6-8(尼)

⑥★京都西(京都1位)●2-6(近)

⑦★八幡商(滋賀1位)●2-3(尼)

①▲片桐(奈良1位)●4-16(報)

②▲高島(滋賀2位)●2-3(報)

ここに書かれてないベスト8の1校は東洋大姫路(兵庫1位)。決勝が兵庫対決だった事から「兵庫勢のレベルが高い」事は明白ではあるが、0勝(シード)&地域性により脱落。ベスト4の4校は順当/ベスト8から優勝校に善戦した上宮/地域性で京都西と6枠までは納得の決定。残るベスト8の片桐は地域性◎だが大敗/東洋大姫路は上記の理由もあり初戦敗退校も含めての選考となったが、同じく地域性◎で優勝校に1点差の八幡商に収まった。

 

・1991年…奈良(初戦敗退)

①★天理(奈良1位)〇3-1(神)

②★神戸弘陵(兵庫2位)●1-3(天)

③★大阪桐蔭(大阪1位)●0-1(天)

④★箕島(和歌山1位)●2-5(神)

⑤★三田学園(兵庫1位)●0-3(箕)

⑥★浪速(大阪3位)●0-4(天)

⑦★奈良(奈良2位)●1-4(天)

①▲鳥羽(京都1位)●0-2(神)

②▲市和歌山商(和歌山2位)●2-3(神)

2年前同様、ベスト8で兵庫3番手の報徳学園(兵庫3位)は地域性&県順位が決め手となり落選。ベスト4の4校は安泰/報徳学園との比較で上回った三田学園と、初戦敗退の近大附(大阪2位)との比較で上回った浪速がそれぞれ5枠&6枠。最終枠は地域性&県順位の鳥羽(シードのため0勝)と優勝校に善戦した奈良の争い。結果的に、公立進学校の特色も評価に加味された奈良が勝ち取った。今でいうところの21世紀枠に近い選考でもあった。

 

【7枠時代②】

・1992年~2001年

・現行のトーナメント(シード無し)

 

・1992年…東山(初戦敗退)

①★天理(奈良1位)〇8-6(上)

×上宮(大阪1位)●6-8(天)

②★村野工(兵庫1位)●1-7(天)

③★PL学園(大阪3位)●1-3(上)

④★南部(和歌山1位)●3-4(天)

⑤★日高(和歌山2位)●0-4(上)

⑥★神戸弘陵(兵庫2位)●1-3(PL)

⑦★東山(京都1位)●3-4(神)

①★育英(兵庫3位)●0-2(村)

②▲瀬田工(滋賀2位)●1-2(天)

ベスト4が順当…の前に上宮が辞退した為、3枠が確定。残り4枠となりベスト8から4枠が順当に…ともいかなかった。まず地域性◎/県順位で南部は文句無し。南部と同県の日高が5枠/神戸弘陵は育英との比較(兵庫2校目)で上回り6枠となった。この時点で育英が兵庫3校目となる為、地域性で落選。初戦敗退校の中から、京滋が0校&府順位の評価で東山が最終枠となった。落選した育英も神戸弘陵の選抜辞退により繰り上がり当選に。

 

・1993年…智辯学園(初戦敗退)

・1993年…川西明峰(初戦敗退)

・1993年…上宮(コールド負け)

①★東山(京都1位)〇5-3(南)

②★南部(和歌山1位)●3-5(東)

③★北嵯峨(京都2位)●4-9(南)

④★八幡商(滋賀1位)●1-8(東)

⑤★上宮(大阪1位)●4-11(東)

⑥★川西明峰(兵庫1位)●1-2(京)

⑦★智辯学園(奈良2位)●4-7(東)

①▲北陽(大阪3位)●2-6(南)

②▲明石(兵庫2位)●4-5(八)

ベスト8の残り2校は京都成章(京都3位)と市尼崎(兵庫3位)。前者は京都3校目の地域性で落選し、後者は同県の川西明峰との比較で八幡商にコールド負けが響き落選した。ベスト8から2校が落選した分、代わりに初戦敗退校から2校選出のサプライズ。川西明峰は先述した京都成章に敗れながらも兵庫1位が効き6枠。智辯学園は優勝校に3点差&地域性◎で最終枠となった。5枠の上宮はコールド負けも北陽との比較で優った。

 

1995年…市岡(コールド負け)

①★PL学園(大阪1位)〇9-1(神)

②★神港学園(兵庫1位)●1-9(PL)

③★育英(兵庫3位)●0-4(PL)

④★伊都(和歌山1位)●1-3(神)

⑤★郡山(奈良2位)●2-6(神)

⑥★報徳学園(兵庫2位)●4-6(PL)

⑦★市岡(大阪2位)●6-13(伊)

①▲智辯和歌山(和歌山2位)●2-5(育)

②▲浪速(大阪3位)●3-4(伊)

まず目に付くのは兵庫3校目の報徳学園が6枠である事。ここまでの選考で府県3校目は必ず落選していたが、実力重視ならPL学園に2点差と文句は無い。しかし急激な選考の路線の変化に疑問符も。5枠目は地域性◎の郡山となり、7枠は市岡と智辯和歌山の争いに。近畿大会の結果だけなら市岡が不利だが、府県レベルの差で実力は智辯和歌山より上と考え市岡が選ばれた。ただ「大阪の公立校」の要素抜きに選ばれたかは微妙。

 

2000年…智辯和歌山(初戦敗退)

①★育英(兵庫1位)〇3-2(鳥)

②★鳥羽(京都1位)●2-3(育)

③★上宮太子(大阪1位)●3-7(鳥)

④★東洋大姫路(兵庫3位)●0-1(育)

⑤★東海大仰星(大阪3位)●0-2(上)

⑥★智辯和歌山(和歌山1位)●1-3(東洋)

⑦★橿原(奈良2位)●2-6(鳥)

①▲高田商(奈良1位)●1-7(東洋)

②▲上宮(大阪2位)●2-11(育)

5枠目から揉めまくりの選考に。まずベスト8の大阪2校の比較で優った東海大仰星が5枠/上宮は府順位で優るもコールド負けが響き落選。残るベスト8は奈良2校で両校当選もあり得たが、大阪2校と同様にどちらかを落とす事に。その分の枠が初戦敗退校の中から地域性◎で高い実力を持つとされた智辯和歌山に回り6枠。7枠で奈良2校の比較で優った橿原が選ばれた。高田商は県大会で橿原を下すも落選したのは不憫な気も。

【選考】なぜ落選?を積み上げていくと確たる理由となる。

こんにちは。

昨日は記事を上げられず申し訳ないです。

 

今日は選考の色々な落選理由をまとめてみました。確かなものから、えっ?と思うものまで色々あるからこそ予想する楽しさがあります。選手/学校からするとなるべく分かりやすい当落理由であって欲しいと思うところですが…

 

・比較校が複数投手制

重要度★

選抜(選手権も同様)は後半になるにつれて1試合毎の感覚も短くなるため、昔のようにエース1枚で乗り切る事への世間の風向きは厳しい。球数制限も提唱される現代だけに1人の投手に依存していた高校よりかは、複数枚の投手を起用していた高校の方が好意的に見られやすいのは確かである。ただ、それが選考に絡んできても微々たるものでしかない。それも投手が複数枚いるというだけではダメで、柱となる投手がいるのが前提。

 

・大会での試合態度/学校評価

重要度★

最低限の節度を持った言動/プレーを心がけていれば、余程の事が無い限りこの点が考慮されて選考に響くことは無いし、学校評価も同様である。21世紀枠では最も重んじられる要素の一つではあるが、一般枠はあくまでも実力重視。もちろん部の不祥事となれば話は別で、真っ先に選考対象から外される覚悟も。そうで無くとも、試合中の言動/プレーが悪質と判断された場合には選考で切り捨てられる例もある。

 

・比較校に好野手の存在

重要度★

好投手と比べると好野手は軽視されがち。やはり試合の安定感が求められる選考で、強打をアピールしたくても失点が多いと特に目に付くのは後者の方である。なので大会である程度の失点に留めている事が前提として、プロ注目レベルの野手がいると「選抜の目玉として出したい」という思惑が働く事があるかもしれない。最も、高校野球において目玉となり得る選手は今も昔も「投手が中心」である。

 

・大会失点数/得点数(3/5/6枠)

重要度★

2枠の地区では基本的に決勝進出校が選出されるので、重要度は無いに等しい(4枠の地区もベスト4が基本なので同様)。しかし、関東/近畿/中国/四国では優先度は低いものの選考の材料になり得る。特に大会を通じて失点の多いチームを選考では避ける傾向にある為、投壊はなるべく防ぎたい。貧打は投壊と比べると不問となりやすい。いずれにしても投打でバランスの良いチームであることに越したことはない。

 

・シード校(関東/東海/四国)

重要度★

※四国は★★

※関東は★★★★★

2枠の東海は決勝進出2校の選出が基本な為、シード校への影響は無い。3枠の時もある四国は選考で県1位(シード)校の方が基本は有利だが、ノーシードで準決勝まで2勝が必要(四国は1勝が必要)な中国との比較になる為、相手も県1位だと不利になる事も。関東は大会開催県1位校に与えられるスーパーシードにより、初戦の時点でベスト8の選考圏内。しかし何点差だろうが0勝での選出は1例しかなく、増枠が無い限りは絶望的。

 

・比較校が公立/甲子園未出場

重要度★★

どうしても選考の決め手に欠ける時に考慮される要素の1つ。選抜は選手権と違い「学校を招待する」意味合いが強く、初顔や公立校(一部を除く)は選考で重んじられやすい傾向にある。しかし、その他の不利な要素をひっくり返すほどではない。21世紀枠でも同傾向の学校を招待できるため、無理に一般枠で選ぶ必要が無いからである。あくまでも、比較校と競っている時の要素の1つに過ぎない。

 

・比較校に好投手の存在

重要度★★

2年前の横浜がコールド負けした時に選考理由となり得た好投手の存在。プロ注目レベルの投手の登板で観客増/失点の少ない好試合が多くなるという「期待先行型」の評価を得て選出される事がたまにある。菊池がいた時の花巻東はベスト4/最速153kmの平生がいた時の宇治山田商は初戦敗退で逆転選出されており有名。ただ、好投手だけで選ばれるほどの選考はほぼ無く、決勝~準々決勝でコールド点差の試合が多いのが前提。

 

・同一県に決勝で大敗(2枠)

重要度★★★

今年の柴田が最たる例で、2枠の地区は決勝大敗で準優勝校が落選するケースががある。特に決勝が「同一県かそうでないか」の差は大きく、前者だと「地域性の観点」で準優勝校よりも他県ベスト4校が優先される事も。県1位であれば落選の心配は無いが、特に県大会と地区大会で同じ相手に2度の敗戦を喫した場合は評価の差し引きが大きい。ただし、比較校が準決勝で優勝校に対して接戦で無ければ順当に選ばれる。

 

・確定戦で同一県に敗戦(3/5/6枠)

重要度★★★★

確定戦とは「勝てば選抜確定ラインに乗る試合」のこと。2枠は決勝2校/4枠はベスト4の4校が基準なので、3枠(中国/四国)と5枠(関東)と6枠(近畿)が対象。例えば、関東や近畿なら準々決勝で同一県の校に敗れると、接戦であっても地域性の観点からほぼ落選(敗れた校の方が県順位が上なら勝った校の勝ち上がり次第)となる。選考の際に落とす理由としては明確である為、これが決定打で落選するケースも多い。

 

・同一県で21世紀枠選出校

重要度★★★★

一般枠を狙う当落線上の高校からすると、同一県の21世紀枠候補の存在は無視できない。基本的に「一般枠と21世紀枠は棲み分けている」とされているが、実際は被らないように「二者択一」の選考が多い。その最たる例として、同一県の長田が21世紀枠で選出された報徳学園(1点差)が市和歌山(コールド負け)より評価が下回ったケースもある。やはり地域性のバランスを強く意識すると、純粋な実力選考とはいかない。

 

・対戦校が次試合で大敗

重要度★★★★★

対戦校が勝ち上がるほど選考ライン校の評価は上がる(優勝で最大評価)。但し、対戦校が同一県の場合はより一層の勝ち上がりが求められる。裏を返せば、対戦校が次試合でコールド負けでもしようものなら相当厳しい立場となる。理不尽な話かもしれないが、その対戦校に敗れた校の力量が低いとされてしまうのが一般的。近畿/関東は準決勝進出時点で選抜確定ラインなため、対戦校が大敗しないか心臓に悪いものである。

 

・比較校の同一県の確定校が0(近畿)

重要度★★★★★

近畿では、大阪/兵庫は各1校ずつ。(京都+滋賀)と(奈良+和歌山)で各1校ずつは最低選出する傾向が強く、2003年の近大附/2007年の県和歌山商が初戦敗退で選出されたのもこれが理由。特に近大附に関しては準々決勝1点差の育英(兵庫1位)を押し出しての選出と、限りなく選考に好要素が揃う立ち位置でも「地域性」1つで落選してしまうのが近畿の怖いところだ。21世紀枠で地域性の穴埋めをするケースも多い。

 

・同一県に選抜確定校がいる

重要度★★★★★

計32個しかない選抜の椅子を同県で何個も陣取らないように配慮するためには、当落線上の高校を「地域性」の観点で振るい落とすのが一般的。例外もあり、県大会で下した相手が地区大会でより勝ち進んだ場合は、逆に選考で評価をあげる事もある。逆に同一県が選抜確定ラインの早い段階で大敗するほど「県レベルが低い」と判断され、選考において不利になる事もある。当選理由にも落選理由にもなり得る要素だ。

 

・県順位

重要度★★★★★

シードの有る地区を除いて、選考では1位校が絶対的な優位を得る。多少の点差/対戦相手の勝ち上がりで比較校より劣勢であっても、県順位の優位でひっくり返せるだけの要素となっている。裏を返せば落選理由の多くは「県順位が低い」事である。特に3位校はどんなにいい試合をしても厳しい。それでも、比較校の県順位も低い/コールド負け/地域性の不利などにより「消去法」で選ばれるケースも少なからずある。

 

・3校ルール(近畿)

重要度★★★★★

全国最多の6枠を抱える近畿ならではのルール。近畿では「同一府県から一般枠3校を出場させる事」は出来ない。地域性の偏りを防ぐ選抜の特色が強く反映されたルールである。例えば選抜確定のベスト4に同府県2校が進出した時点で、残り1校は準々決勝で1点差だろうが選考で真っ先に落選する。過去には大阪桐蔭/東洋大姫路などの有名校もこのルールで涙を飲んでいる。府県順位が1位/好投手がいようが影響しない。

 

・コールド負け(決勝は点差)

重要度★★★★★

選抜確定ライン以外でのコールド負けはあまりにも選考にとって痛い。特段の理由が重ならない限りは挽回不可である。2年前の横浜のように、好投手/県大会で下した相手が地区大会優勝などの好要素が重なれば少しは可能性も膨らむ。また、近畿では5枠目までに同一県の校がいない際にコールド負けでも最終枠で選ばれる事がある。例え、選抜確定ラインでもコールド負けで落選(近年だと創成館)の例もあるので要注意。

【21世紀③】天理の20年をまとめる。

こんにちは。

大阪版の続きです。

ropen1205.hatenablog.com

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まずは天理から。

 

赤…優勝

青…準優勝

緑…ベスト4(〇は3位)

紫…ベスト8

※…独自大会

 

【春(県)】優勝4/準優勝2

2001年 ●智辯学園(2-9)

2002年 ●高田商(1-10)

2003年 〇智辯学園(6-4)

2004年 ●片桐(5-10)

2005年 ●智辯学園(4-5)

2006年 ●登美ヶ丘(8-10)

2007年 〇智辯学園(8-5)

2008年 ●智辯学園(4-8)

2009年 ●奈良大附(0-6)

2010年 〇登美ヶ丘(17-3)

2011年 〇郡山(8-3)

2012年 ●智辯学園(4-13)

2013年 ●奈良朱雀(2-5)

2014年 ●智辯学園(5-9)

2015年 ●高田商(4-6)

2016年 ●智辯学園(4-6)

2017年 ●奈良大附(6-8)

2018年 ●智辯学園(0-10)

2019年 ●郡山(2-10)

 

【春(近畿)】優勝1/準優勝1

2003年 ●近江(3-4)

2007年 ●立命館(2-3)

2010年 ●北大津(3-6)

2011年 〇大商大堺(3-2)

 

【夏(県)】優勝10/準優勝3

2001年 ●高田商(7-12)

2002年 ●智辯学園(2-12)

2003年 〇郡山(8-3)

2004年 〇高田商(5-1)

2005年 〇広陵(7-2)

2006年 〇法隆寺国際(4-3)

2007年 ●智辯学園(9-13)

2008年 ●奈良大附(1-7)

2009年 〇郡山(7-2)

2010年 〇智辯学園(14-1)

2011年 未出場

2012年 〇畝傍(13-6)

2013年 ●奈良大附(4-12)

2014年 ●智辯学園(6-8)

2015年 〇大和広陵(8-1)

2016年 ●智辯学園(5-6)

2017年 〇奈良大附(2-1)

2018年 ●奈良大附(9-10)

2019年 ●大和広陵(9-11)

2020年 〇奈良大附(6-4)

 

【夏(選手権)】

2003年 ●聖望学園(3-7)

2004年 ●東海大甲府(3-10)

2005年 ●国士館(3-7)

2006年 ●熊本工(3-5)

2009年 ●長野日大(6-7)

2010年 ●履正社(1-4)

2012年 ●大阪桐蔭(1-8)

2015年 ●創成館(2-3)

2017年 ●広陵(9-12)

 

【秋(県)】優勝9/準優勝3

2001年 〇斑鳩(7-0)

2002年 ●斑鳩(5-6)

2003年 ●高田商(2-9)

2004年 〇高田商(22-3)

2005年 〇高田商(13-6)

2006年 ●郡山(5-7)

2007年 〇奈良大附(9-2)

2008年 〇桜井(11-1)

2009年 〇郡山(15-4)

2010年 ●智辯学園(0-3)

2011年 〇一条(5-1)

2012年 〇大和広陵(5-1)

2013年 ●奈良朱雀(1-2)

2014年 〇奈良大附(6-3)

2015年 ●平城(3-5)

2016年 ●奈良大附(2-5)

2017年 ●法隆寺国際(7-13)

2018年 〇郡山(15-2)

2019年 〇奈良(2-1)

2020年 〇智辯学園(8-2)

 

【秋(近畿)】優勝4/準優勝1

2001年 ●報徳学園(5-6)

2002年 ●育英(1-6)

2004年 ●神戸国際大附(4-5)

2005年 ●智辯和歌山(1-5)

2006年 ●大阪桐蔭(0-6)

2007年 ●智辯和歌山(5-6)

2008年 〇PL学園(1-0)

2009年 ●神戸国際大附(3-5)

2010年 〇履正社(2-1)

2011年 ●智辯学園(3-4)

2012年 ●大阪桐蔭(1-8)

2014年 〇立命館宇治(8-4)

2018年 ●龍谷大平安(3-4)

2019年 〇大阪桐蔭(12-4)

2020年 ●大阪桐蔭(4-11)

 

【春(選抜)】

2005年 ●愛工大名電(2-5)

2008年 ●沖縄尚学(2-4)

2009年 ●早稲田実(3-4)

2010年 ●敦賀気比(4-7)

2011年 ●北海(0-1)

2012年 ●健大高崎(3-9)

2015年 ●健大高崎(1-3)

2020年 ※●広島新庄(2-4)

 

【年別ランキング】

1位…2010年(優勝3/準優勝1)

選抜…初戦敗退

春(県)大会…優勝

春(近畿)大会…初戦敗退

夏(県)大会…優勝

選手権…初戦敗退

秋(県)大会…準優勝

秋(近畿)大会…優勝

 

2位…2012年(優勝2)

選抜…初戦敗退

春(県)大会…ベスト4

春(近畿)大会…未出場

夏(県)大会…優勝

選手権…ベスト8

秋(県)大会…優勝

秋(近畿)大会…ベスト8

 

3位…2005年(優勝2)

選抜…ベスト8

春(県)大会…2回戦敗退

春(近畿)大会…未出場

夏(県)大会…優勝

選手権…初戦敗退

秋(県)大会…優勝

秋(近畿)大会…ベスト8

 

4位…2004年(優勝2)

選抜…未出場

春(県)大会…ベスト8

春(近畿)大会…未出場

夏(県)大会…優勝

選手権…ベスト8

秋(県)大会…優勝

秋(近畿)大会…ベスト4

 

5位…2017年(優勝1)

選抜…未出場

春(県)大会…ベスト4

春(近畿)大会…未出場

夏(県)大会…優勝

選手権…ベスト4

秋(県)大会…ベスト4

秋(近畿)大会…未出場