Ropenの野球話

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【近畿大会】初戦敗退/コールド負けで選抜入りの経緯から得る知識【後編】

こんばんは。

昨日の続きになります。

 

ropen1205.hatenablog.com

 

ここから6枠時代へ。

 

・2002年…大体大浪商(コールド負け)

①★報徳学園(兵庫1位)〇5-3(金)

②★金光大阪(大阪1位)●3-5(報)

③★平安(京都1位)●2-8(報)

④★智辯和歌山(和歌山1位)●3-6(金)

⑤★三木(兵庫2位)●1-5(金)

⑥★大体大浪商(大阪2位)●1-8(報)

①▲郡山(奈良1位)●1-8(智)

②▲彦根東(滋賀3位)●0-10(平)

1枠~4枠までベスト4に4府県の1位校が揃った。しかし準々決勝4試合のうちの3試合はコールドと選考を悩ませる事に。その中で唯一コールド負けしなかった三木が5枠。6枠は初戦敗退校も含めて議論されたが、報徳学園に1点差の天理(奈良3位)/金光大阪に1点差の育英(兵庫3位)は県順位で評価を逆転させるには至らず。結局、実力重視で大体大浪商となった。地域性◎の郡山との差は、対戦相手の勝ち上がりが大きかったか。

 

・2003年…近大附(初戦敗退)

①★平安(京都3位)〇6-3(智)

②★智辯和歌山(和歌山3位)●3-6(平)

③★斑鳩(奈良1位)●3-4(平)

④★東洋大姫路(兵庫3位)●0-9(智)

⑤★近江(滋賀1位)●5-7(平)

⑥★近大附(大阪1位)●2-4(東)

①▲南部(和歌山1位)●4-5(斑)

②▲育英(兵庫1位)●1-2(東)

ベスト4に3位校が3校の波乱、選考ではそれ以上の波乱となった。上記に無いベスト8の校は箕島(和歌山2位)で、同県の智辯和歌山に敗戦/南部との比較で落選した。残る3校の中で地域性◎の近江はすんなり5枠。この5枠までに大阪の姿が無い異例の事態に。大阪3校はいずれも初戦敗退で南部/育英も県1位&1点差と内容は申し分無く、初の大阪0校が濃厚であった。しかし「大阪1位+地域性」の恩恵は大きく、まさかの近大附が6枠。

 

・2007年…県和歌山商(初戦敗退)

①★報徳学園(兵庫1位)〇5-1(大)

②★大阪桐蔭(大阪1位)●1-5(報)

③★市川(兵庫2位)●5-9(大)

④★北大津(滋賀2位)●0-7(報)

⑤★北陽(大阪2位)●0-5(報)

⑥★県和歌山商(和歌山1位)●3-5(北)

①▲近江(滋賀1位)●6-13(大)

②▲東洋大姫路(兵庫3位)●6-7(北)

5枠の北陽までは順当。北陽は5点差も報徳学園との対戦で力量ありと判断された。上記のベスト8で唯一名の無い智辯和歌山(和歌山2位)は市川にコールド負け。初戦の8失点を含め投手力に欠けるとされ落選した。東洋大姫路は1点差も兵庫3校目の地域性で同じく落選。6枠は近江の他に初戦敗退校の郡山(奈良1位)と報徳学園に1点差の熊野(和歌山3位)の名も出たがいずれも決め手に欠け、地域性◎&県順位で抜きんでた県和歌山商に。

 

・2009年…報徳学園(コールド負け)

①★天理(奈良1位)〇1-0(PL)

②★PL学園(大阪1位)●0-1(天)

③★金光大阪(大阪2位)●6-7(天)

④★福知山成美(京都1位)●2-3(PL)

⑤★箕島(和歌山3位)●4-7(天)

⑥★報徳学園(兵庫1位)●0-7(PL)

①▲東洋大姫路(兵庫3位)●0-2(福)

②▲大阪桐蔭(大阪3位)●2-3(金)

①◎彦根東(滋賀2位)●4-6(東)

決勝/準決勝の計3試合が1点差と実力伯仲の4校は文句無し。5枠を選ぶ上で、まず大阪3校目の大阪桐蔭が落選。残るベスト8に兵庫2校という事で、まず地域性◎/天理に善戦した箕島が選ばれた。6枠は兵庫2校の比較となり、どちらも実力校だけに県大会での直接対決を含め細かく比較された。報徳学園はベスト8の中で唯一のコールド負けも、相手がPL学園という事もあり点差はあまり考慮されず。県順位の優位性もあり選ばれた。

 

・2016年…市和歌山(コールド負け)

①★大阪桐蔭(大阪2位)〇3-2(滋)

②★滋賀学園(滋賀3位)●2-3(大)

③★明石商(兵庫1位)●3-5(大)

④★龍谷大平安(京都1位)●1-8(滋)

⑤★智辯学園(奈良1位)●4-9(大)

⑥★市和歌山(和歌山1位)●0-7(明)

①▲報徳学園(兵庫2位)●0-1(滋)

②▲阪南大高(大阪3位)●0-7(龍)

①◎長田(兵庫ベスト8)

4枠まで奈良/和歌山の姿は無し。5枠以降は地域性が重んじられた選考となった。まず大阪桐蔭との試合で力量を買われ、地域性◎の智辯学園が5枠。残るベスト8の3校の内、阪南大高は県順位も含めてコールド負けが響き落選。市和歌山は地域性◎&県順位で上回るもコールド負けが痛い。となれば報徳学園が自然と残るが、21世紀枠に長田が選ばれた事で「兵庫3校目」という扱いになり、市和歌山が優先的に選ばれた。

 

・2017年…高田商(コールド負け)

①★履正社(大阪2位)〇8-2(神)

②★神戸国際大附(兵庫1位)●2-8(履)

③★滋賀学園(滋賀1位)●3-6(履)

④★大阪桐蔭(大阪3位)●3-5(神)

⑤★智辯学園(奈良1位)●4-6(大)

⑥★報徳学園(兵庫2位)●0-1(滋)

⑦★高田商(奈良2位)●0-7(履)

①▲和歌山東(和歌山1位)●8-9(高)

②▲上宮太子(大阪1位)●3-11(神)

神宮枠により久々の近畿7枠。神宮優勝の履正社を含め、ベスト4は高いレベルの校が揃った。5枠は地域性◎の智辯学園/6枠は残るベスト8の中で、準々決勝の試合内容で報徳学園が抜きんでた。高田商/上宮太子は両校ともコールド負けで初戦敗退校も7枠争いに絡んだが、地域性◎の和歌山東&東山(京都1位)は対戦相手がベスト8止まり。決め手に欠いたため大阪3校目の上宮太子を落選させると、消去法で高田商が残った。