Ropenの野球話

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【選抜選考】柴田/東海大相模/天理/小松…個人的に気になる地区を抜粋する

こんにちは。

今日は選抜32校を改めて予想をします。

地区推薦が発表されたので更新。

 

【選抜32校】

北海(北海道1位)

仙台育英(宮城1位)

花巻東(岩手3位)

健大高崎(群馬1位)

常総学院(茨城2位)

専大松戸(千葉3位)

東海大甲府(山梨1位)

東海大菅生(東京1位)

日大三(東京2位)

敦賀気比(福井1位)

上田西(長野2位)

中京大中京(愛知1位)

県岐阜商(岐阜1位)

智辯学園(奈良2位)

大阪桐蔭(大阪1位)

市和歌山(和歌山1位)

京都国際(京都3位)

神戸国際大附(兵庫1位)

天理(奈良1位)

広島新庄(広島1位)

下関国際(山口2位)

鳥取城北(鳥取2位)

明徳義塾(高知1位)

聖カタリナ(愛媛1位)

大崎(長崎1位)

福岡大大濠(福岡1位)

明豊(大分1位)

宮崎商(宮崎1位)

東海大相模(神奈川1位)

★石橋(栃木2位)

★富山北部・水橋(富山3位)

★具志川商(沖縄2位)

 

赤色は満場一致で選ばれるはずの校です(22校)。残る10校の内訳(一般枠6校/謎枠1校/21世紀枠3校)となっており、人によって意見の分かれるところだと思います。

 

【北海道/東海/九州】

①安定の3地区

この3地区は決まりなので触れません。

 

【東北】柴田×

①柴田は2年前の古川と被る

古川(宮城2位)は2年前の東北ベスト4の実績があり、柴田同様に公立校で21世紀枠の地区推薦を得た(最終的に落選)。それでもベスト4であれば補欠に入るのが通例であるが、東北準決勝で盛岡大附●0-10/宮城決勝で仙台育英●3-17と2度の大敗が影響し、仙台育英が1勝少ないながらも「逆転補欠選出」となった。この選考からも「未出場公立校だから」という考慮は微塵もない。そして柴田も2度の大敗が大きく差し引かれると予想。

 

②球数制限に沿う校を選びたい

柴田はエース谷木が県大会からフル回転し、東北大会でも4試合続けて先発し計500球近くを投じた。決勝は残り球数も少なくリリーフに回ったが育英打線を食い止められず。これを「気の毒」ととるか「仕方ない」ととるか。少なくともリリーフで打ち込まれ宮城準決勝の先発時と同様の内容だった以上は、前者と捉えるのは難しい。2番手以降の投手不足でエースを使い続けたのが果たして高野連から好意的に思われるだろうか。

 

③対照的に花巻東は複数投手制

「私立と公立の差」もあるが、エース菱川を中心に中居/平井の3枚で東北大会4試合を(36回/5失点)と高い投手力を見せた。2年前の東北ベスト4の際も計5枚の投手で戦い抜いた事からも、高野連が理想とする複数投手制を機能させている点は「他校の模範」となれる。柴田と花巻東のどちらを選出すれば「球数制限」が「各地区に浸透」するかという点も見逃せない。勝敗以上にこの事情が絡んでくる事も可能性として考えられる。

 

【関東/東京】東海大相模○/日大三

①謎枠に東海大相模を推したい

過去に希望枠の選考として、失策/被安打/失点などの守備項目の総合評価が参考とされた。その点に則るなら東海大相模は秋9試合で11失点(関東大会は2試合で2失点)と安定感は随一。更に神奈川1位で近年の戦績も良いとなると非の打ち所がない。投手力なら他地区でも旭川実/花巻東/星稜などと評価の高い校は存在するが、花巻東は県順位/星稜は補欠2位が濃厚/旭川実は地域性にそれぞれ難があり「総合評価」で本命としたい。

 

②3年連続東京1枠も来年で打ち止めか

過去3年の選考において、佼成学園/東海大菅生/帝京の東京準優勝校が落選。特に東海大菅生は1点差と接戦でありながらコールド負けした横浜(神奈川1位/関東ベスト8)が選出される波乱も。結局、関東ベスト8の4校と東京準優勝校で内容比較となると「前者が有利」になるのは当たり前。日大三は5点差と佼成学園/帝京と内容的には変わらないが、東海大甲府の準決勝コールド負け/関東ベスト8に決め手が無く選出の好機である。

 

北信越】関根学園×

①県順位&石川2強に○が強み

関根学園と上田西の選考は後者に落ち着くと予想する。関根学園は北信越優勝の敦賀気比と1点差/新潟から北信越を通して試合の安定感で上田西に優る。対して、過去3年間の北信越決勝カードに星稜3回/日本航空石川2回と絶対的だった石川勢2校を破ったのが上田西の強み。その反面、長野決勝&北信越決勝の2試合で計32失点と課題も。打ち込まれた佐久長聖を関根学園が北信越で破った点もあるが逆転選出にまでは至らないか。

 

【近畿】龍谷大平安×/智辯和歌山×

①近畿は口酸っぱく地域性と県順位

ベスト8は龍谷大平安(京都1位)/智辯和歌山(和歌山3位)/神戸国際大附(兵庫1位)/天理(奈良1位)という面々。ベスト4の4校と県被りが無いのは神戸国際大附のみで、準々決勝も1点差とこの2つの要素を加味すると最優先で選出されそう。県順位で精査すると智辯和歌山が一枚落ちる。実は近畿での戦績は4校の中では一番良いが比較校が軒並み県1位なのが不運。重ねて市和歌山に一次予選/二次本選/近畿と3度の敗戦も重い。

 

龍谷大平安/天理の差は県レベル

スコア差では天理選出の目は無い。智辯学園に●3-8の龍谷大平安/大阪桐蔭に●4-11の天理。近畿準々決勝でのコールド負けは「よほど」の事が無い限り早々に落選するのが通例。だが、龍谷大平安を下した智辯学園は近畿優勝により秋敗れた相手が天理のみ(奈良決勝/●2-8)と、大阪桐蔭が近畿準優勝という2点が「よほど」に該当するか。去年の近畿優勝メンバーが中心となり、特にエース達の存在が選考のカギとなりそう。

 

③波乱要素は東播磨滋賀学園

東播磨は地区推薦校。近畿初戦敗退で一般枠は絶望的だが、仮に21世紀枠として選出されると①で記述した神戸国際大附の「地域性」に黄信号も。枠の多い近畿では一般枠と21世紀枠を分けて選考しない年もあれば「滋賀3校」のような年もあるなど選考に一貫性が無い。その滋賀3校の年から選出の無い滋賀勢において、滋賀学園(滋賀1位)は初戦で智辯学園に●8-9と惜敗。この試合と地域性で逆転選出の波乱はあるのか。

 

【中国/四国】小松×

①同一校に2度の敗戦が痛い

小松(愛媛3位)は聖カタリナに愛媛準決勝(●1-6)/四国準決勝(●2-3)と2度の敗戦。聖カタリナが優勝となれば「愛媛勢が充実」という見方も出来たが明徳義塾に敗戦で準決勝が「事実上の選抜決定戦」という見方になってしまいそう。鳥取城北(鳥取2位)も同県上位の米子東が中国準決勝まで勝ち進んだが別ブロック。もし準決勝で直接対決となっていれば小松と同様の事態になっていた。実際は中国優勝の広島新庄に1点差と+要素も。

 

②まさかの愛媛3校問題?

四国の地区推薦校は川之石。既に選抜確定の聖カタリナを含め愛媛には計3校の選抜候補校がいる。戦績の面では川之石の選出は厳しく思えるが、実は西日本の候補校の中で唯一の「戦前校」であり、伝統校の選出が多い21世紀枠にそぐなう校ではある。一般枠が2~3枠の四国において、同一県から3校は無いと言っていい。一方で中国の地区推薦校は矢上。鳥取城北とは県違いも同じ「山陰地方」であることは留意しておきたい。

 

【謎枠】来年1月決定

・総合枠…東海大相模(花巻東)

・初出場枠…柴田(関根学園)

・去年神宮枠…三重(岐阜第一)

・21世紀増枠…東播磨(八戸西)

 ①恐らく21世紀枠の増枠と予想

神宮大会が中止となった事で神宮枠が消滅。その1枠の扱いは来年1月に決定されるが、現時点で色々な案を考えてみた。総合枠は昔の希望枠をベースに県順位/勝数などの総合評価。初出場枠は名の通り。去年東海にあてがわれた神宮枠を今年に持ってくる案/21世紀枠を増やす案などもある。平等性の確保を最優先にするなら、21世紀枠を東日本2枠/西日本2枠するのが安定か。もちろん実力重視なら総合枠もあり。