Ropenの野球話

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【大阪】山田/桜宮/大冠/汎愛…公立校の躍進をまとめる【後編】

こんばんは。

昨日の続きです。

 

ropen1205.hatenablog.com

 

昨日の公立校の羅列の中から「ベスト4以上」の成績を残した大会をピックアップし、詳しく紹介していきたいと思います。

 

【春(府)】

2002年 桜塚(ベスト4)

(〇7-1)美原

(〇2-0)大冠

(〇5-1)履正社

(〇5-4)桜宮

(〇4-2)東海大仰星

(●0-11)大阪桐蔭

大冠が2017年に夏大会決勝に進出した時、その前に公立校で夏大会決勝に進出したのがこの桜塚である。1998年夏に準優勝を飾り名を轟かせると、2002年春にも快進撃を見せた。対戦相手を見ても分かる通り今でも強い実力校が並ぶ。中でも履正社を破った数少ない府内の公立校である。夏も続けて好成績を期待されたが、3回戦で前年秋の近畿大会準優勝校である金光大阪にコールド負け。少し実力校に当たるのが早かったか。

 

2009年 桜宮(準優勝)

(〇12-2)大商学園

(〇6-1)鳳

(〇8-0)大塚

(〇12-4)高槻

(〇3-2)大産大附

(〇3-1)履正社

(●2-8)PL学園

惜しくも近畿大会出場を逃した秋からの成長を春で見せた。中盤まで3試合のコールド勝ち/準々決勝以降は強豪私立相手に接戦をものにした。特に長く壁であった履正社からの勝利は期するものがあったはず。秋に敗れた大阪桐蔭が準決勝で敗退、勝ったPL学園が決勝の相手となった。しかし中盤以降で突き放され、2大会連続で近畿大会に1歩届かず。更に、夏は3回戦で履正社にリベンジされ早い幕切れとなってしまった。

 

2011年 汎愛(準優勝)

(〇21-0)箕面自由学園

(〇7-0)常翔啓光学園

(〇9-2)高石

(〇4-1)大塚

(〇4-0)星翔

(〇11-4)大商大高

(〇7-4)大商大堺

(●1-8)大阪桐蔭

秋は大商大堺にコールド負け。冬を越えて投打での成長を見せた。序盤3試合のコールド勝ちを含む、準々決勝までの5試合で45得点/3失点と完璧な勝ち上がり。準決勝では因縁の大商大堺から嬉しい白星をあげ、この時点で近畿大会出場が確定(この年の春は大阪3校)。しかし決勝では、休養十分の藤浪率いる大阪桐蔭相手と流石に厳しかったか。近畿大会では初戦に初優勝の明石商と当たり、2-7と初戦敗退に終わった。

 

2012年 桜宮(ベスト4)

(〇2-1)住吉

(〇18-1)関西大倉

(〇5-3)大阪学芸

(〇2-1)関西創価

(〇10-2)常翔学園

(〇4-3)大体大浪商

(●4-11)大商大堺

(●0-4)履正社

初戦は1点差の辛勝スタート。その後は昨秋敗れた関西創価を破るなど接戦&コールド勝ちを積み重ね、準々決勝で実力校の大体大浪商を破った。3年前の再来も期待されたが、準決勝で大商大堺にコールド負け。3位決定戦で、3年前に勝利を挙げた履正社と組まれたものの完封負けの4位に終わった。しかし、3年前は3回戦で敗れた夏でベスト8まで勝ち進んだのが大きな成長。最も、負けた相手が大体大浪商なのは悔しかったはず。

 

2016年 汎愛(ベスト4)

(〇8-0)清水谷

(〇9-3)鳳

(〇8-3)大阪星光学院

(〇10-4)枚方津田

(〇5-3)都島工

(〇2-0)上宮太子

(●0-7)履正社

(●2-5)関大北陽

夏・秋ベスト8で迎えた春。特に秋はPL学園に勝利&準々決勝で大阪桐蔭に5点差と、実り多き大会が続いていた。春は中盤まで強豪校と当たる事は無かったものの、安定して勝ちを積み重ね夏・秋と同じ立ち位置まで来た。準々決勝で上宮太子を破りその壁を超えたものの、5年前同様にドラ1投手の寺島を擁する履正社に完封負け。3位決定戦でも9回に逆転負けと悔しい試合に。夏も初戦で履正社に春と同スコアで敗れてしまった。

 

【夏(府)】

2001年 桜宮(ベスト4)

(〇10-0)大教大池田

(〇11-1)啓光学園

(〇8-2)大阪学院大高

(〇8-0)鳳

(〇6-5)阪南大高

(〇1-0)東海大仰星

(●0-7)大阪桐蔭

古くは近畿大会準優勝の経験もあり、近年でも大阪No.1の実績を持つ公立の雄。春ではベスト16まで進出したものの大阪桐蔭に5点差で敗れた。夏は中盤まで対戦相手を圧倒した。5回戦/準々決勝と強豪私立が続く中で1点差の辛勝。準決勝で再び大阪桐蔭と組まれたものの、春以上に力の差が出たか完敗。今でこそ大阪は大阪桐蔭/履正社の2強のイメージが強いが、この頃からこの2校は公立校の大きな壁となっていた。

 

2008年 箕面東(ベスト4)

(〇10-0)茨木工科

(〇9-2)汎愛

(〇4-0)金光大阪

(〇3-0)大冠

(●1-2)大阪桐蔭

記念大会の年で大阪2枠(北大阪/南大阪)であったが、対戦相手は公私の実力校続き。汎愛にコールド勝ちし波に乗り、金光大阪/大冠を完封勝ち。特に投手力の良さが際立っていた。その良さを大阪桐蔭との試合でも発揮。延長戦の末にサヨナラ負けに終わったが、この年の選手権を制した高校を慌てさせた試合を展開した。後に箕面東は4年後の夏にも0-2と、この年も選手権を制した大阪桐蔭相手に接戦に持ち込んだ。

 

2008年 羽曳野(ベスト4)

(〇11-0)美原

(〇7-5)富田林

(〇5-3)上宮

(〇10-3)阿倍野

(〇6-5)三国丘

(●6-18)PL学園

目立った戦績を残してきた高校では無いが、羽曳野は南大阪で存在感を見せた。4回戦で上宮/準々決勝で三国丘と公私の実力校を破る力を見せ、準決勝に進出。しかし、やはり南大阪の壁といえばPL学園。投打で大きな差を見せられたが、6点を取り意地を見せた。この大会をきっかけに、翌年の春は履正社に1点差/夏はPL学園に3点差に迫る成長ぶりを見せた。2010年が学校最後の大会になってしまったのが惜しまれる。

 

2015年 大冠(ベスト4)

(〇11-1)枚方なぎさ

(〇11-0)池田

(〇5-2)香里丘

(〇8-2)八尾翠翔

(〇3-1)門真なみはや

(〇5-1)汎愛

(●0-11)大阪偕星学園

春の大会で同じく公立実力校である大塚に敗れ、悔しい初戦敗退を経て挑んだ夏。組み合わせも良く、なんと準決勝まで対戦相手はオール公立。準々決勝では大塚同様に実力校である汎愛を下し、春からの成長を感じさせた。しかし、準決勝で大阪偕星学園に完敗。ベスト4の時点で大阪桐蔭/履正社の名前が無かっただけに、大冠には大きな期待が寄せられたがその期待は2年後に受け継がれていく事となった。

 

2016年 桜宮(ベスト4)

(〇3-2)摂津

(〇6-3)大冠

(〇11-10)枚方なぎさ

(〇6-3)かわち野

(〇7-4)太成学院大高

(〇7-0)交野

(●1-11)履正社

初戦を何とか1点差で逃げ切ると、2回戦で大冠との強豪公立対決を制した。5回戦までコールド勝ち無しと桜宮にしては珍しい勝ち上がりを見せたが、対戦相手にもやや恵まれた事もあり準決勝までコマを進めた。しかし、やはり履正社の壁は厚くコールド負け。この年の履正社は、決勝も12-0の完勝/大会計3失点と完璧なチームだっただけに厳しかったか。その後、履正社とは3年後の準々決勝で当たり0-2と惜敗している。

 

2017年 大冠(準優勝)

(〇10-0)桜塚

(〇13-1)緑風冠

(〇8-4)東海大仰星

(〇8-2)北野

(〇3-2)大阪偕星学園

(〇10-0)春日丘

(〇3-1)上宮

(●8-10)大阪桐蔭

21世紀の中で最も甲子園に近づいた大会である。序盤から桜塚・東海大仰星と実力校が続いたが強力打線が機能。4回戦では秋に土を付けられた北野に、5回戦では2年前の準決勝で土を付けられた大阪偕星学園にリベンジ。準決勝で上宮を下して19年ぶりの公立校の夏決勝進出を果たすと、決勝は春の選抜を制した大阪桐蔭。この試合でも強力打線で何度も食らいついたが、投手の消耗が最後に差となり惜しくも敗れた。

 

【秋(府)】

2008年 桜宮(ベスト4)

(〇10-0)大正

(〇17-0)岸和田

(〇7-0)大商学園

(〇2-0)関西創価

(〇8-0)上宮

(●0-9)金光大阪

(●3-5)大阪桐蔭

今年の山田が近畿大会への出場を決めたが、秋に公立校がベスト4にコマを進めたのは、2000年以降では山田とこの年の桜宮だけ。準々決勝までの勝ち上がりは桜宮の方が良く、驚異の5試合連続完封勝利。特に実力校である上宮へのコールド勝ちがチームの充実度を物語っていた。しかし、準決勝で金光大阪に逆にコールド負け。3位決定戦でも大阪桐蔭に競り合ったものの逆転負けと、惜しくも近畿大会進出を逃した。

 

2020年 山田(ベスト4)

(〇7-5)桃山学院

(〇不戦)清教学園

(〇4-2)浪速

(〇7-4)上宮

(〇5-4)大産大附

(●1-11)東海大仰星

(〇2-1)履正社

多くの人に驚きを呼ぶ旋風を見せた。大阪桐蔭/履正社とは別ブロックとはいえ、1回戦から3位決定戦まで対戦相手はオール私立。それでも、ブロック本命の上宮/大産大附などの実力校を接戦で制した。逆山の準決勝が大阪桐蔭vs履正社だった事もあり、東海大仰星にコールド負けを喫すと誰もが厳しいと見られた3位決定戦。しかし、履正社に最終回まで1失点と粘り逆転。26年ぶりに公立校が近畿大会出場を勝ち取った。