【関東大会】過去20大会分を府県順位で細かく分けてみた【神奈川/埼玉編】
こんにちは。
1か月ほど前に作成した記事の関東版で関東7県を順番に紹介していきます。近畿版は下の記事にて。
・★は選抜出場校
・▲はスーパーシード
・赤文字は関東大会優勝
・青文字は関東大会準優勝
・緑文字は関東大会ベスト4
・紫文字は関東大会ベスト8
・()内は選抜成績
【神奈川1位】選抜率60%
2000年…桐光学園★(3回戦敗退)
2001年…平塚学園
▲2002年…横浜★(準優勝)
2003年…横浜創学館
2004年…東海大相模★(2回戦敗退)
2005年…横浜★(優勝)
2006年…桐光学園
2007年…横浜★(初戦敗退)
▲2008年…慶応★(初戦敗退)
2009年…東海大相模★(初戦敗退)
2010年…横浜★(初戦敗退)
2011年…横浜★(ベスト8)
2012年…東海大相模
2013年…横浜★(ベスト8)
2014年…平塚学園
2015年…横浜
2016年…慶応
▲2017年…東海大相模★(ベスト4)
2018年…横浜★(初戦敗退)
2019年…東海大相模★(1敗)
2000年代はまさに神奈川1位の天下。5度の関東Vを含め、優勝に3校が絡んでる点に神奈川の充実が見て取れる。しかし選抜では戦績が奮わないケースも続き、2007~2010年と4年連続で初戦敗退。その流れで、2010年代は選抜の成績は持ち直したものの今度は関東で勝ち切れず。前評判の高さ故に求められる戦績のハードルも高いため、今年の東海大相模を含めどうも消化不良感が残る年が続いている。
【神奈川2位】選抜率40%
2000年…藤嶺藤沢
2001年…桐蔭学園
2002年…桐蔭学園★(2回戦敗退)
2003年…藤嶺藤沢
2004年…慶応★(ベスト8)
2005年…東海大相模★(2回戦敗退)
2006年…日大藤沢★(初戦敗退)
2007年…慶応★(初戦敗退)
2008年…日大藤沢
2009年…桐蔭学園
2010年…東海大相模★(優勝)
2011年…東海大相模
2012年…横浜隼人
2013年…日大高
2014年…桐光学園
2015年…桐光学園
2016年…横浜
2017年…慶応★(初戦敗退)
2018年…桐蔭学園★(初戦敗退)
2019年…桐光学園
神奈川1位と同様に2位も2000年代は存在感を発揮。選抜に神奈川2校が同時選出される事も珍しくなかった。しかし2010年の東海大相模の選抜Vを境に、5年連続関東初戦敗退と急転。今年含めここ5年は初戦敗退はなく、2018年の桐蔭学園の関東Vなど見せ場も多いが選抜の成績がついてこない。やはり横浜/東海大相模で無いと全国では厳しいのだろうか。それでも県2位で選抜40%は流石の数字。
【埼玉1位】選抜率45%
2000年…浦和学院
2001年…浦和学院★(ベスト8)
2002年…浦和学院★(3回戦敗退)
▲2003年…春日部共栄
2004年…浦和学院★(初戦敗退)
2005年…浦和学院
2006年…浦和学院
2007年…花咲徳栄
2008年…花咲徳栄
2009年…浦和学院
▲2010年…浦和学院★(初戦敗退)
2011年…浦和学院★(ベスト8)
2012年…花咲徳栄★(初戦敗退)
2013年…花咲徳栄
2014年…浦和学院★(ベスト4)
▲2015年…浦和学院
2016年…浦和学院
2017年…花咲徳栄
2018年…春日部共栄★(初戦敗退)
2019年…花咲徳栄★(1勝)
長らく続いた浦和時代。神奈川全盛期の2000年代は優勝まで1歩届かなかったが、入れ替わるように2010年代に3度の関東V。一方、花咲徳栄は2012年の浦和学院との関東決勝を皮切りに肩を並べる存在にまで躍進。まだまだ実績は浅いものの今後が期待される。第3勢力として2年前に関東準Vの春日部共栄/西武台/細田学園/昌平の躍進が近年著しいが、今年の成績を見る限りでは2強の域にはまだまだ遠いか。
【埼玉2位】選抜率25%
2000年…浦和実
2001年…花咲徳栄
2002年…花咲徳栄★(ベスト8)
2003年…埼玉栄
2004年…埼玉栄
2005年…春日部共栄
2006年…花咲徳栄
2007年…聖望学園★(準優勝)
2008年…川口青陵
2009年…花咲徳栄★(2回戦敗退)
2010年…春日部共栄
2011年…花咲徳栄
2012年…浦和学院★(優勝)
2013年…市川越
2014年…川越東
2015年…花咲徳栄★(初戦敗退)
2016年…花咲徳栄
2017年…市川越
2018年…東農大三
2019年…西武台
埼玉1位は浦和学院/花咲徳栄/春日部共栄の3校で埋まっていたが、2位は様々。埼玉Vが12度の浦和学院も準Vは1度といかに決勝の勝率が高かったか。関東決勝で花咲徳栄にリベンジした勢いそのままに選抜も制した。その他、初出場の聖望学園が選抜準Vの快進撃を果たすなど、実は選抜の成績は2位の方が良い。半面、近年経験の浅い高校は初戦敗退が多く、聖望学園に次ぐ存在の登場に期待したい。