【近畿大会】シミュレーション①(10/18)
こんばんは。
近畿大会初日3試合が終わりまして、計6校の皆さんお疲れ様でした。初日から公立校が3校登場という事でワンサイドゲームの心配もありましたが、3試合とも接戦の見ごたえある試合だったと思います。初戦は試合中継が無いので、スコアから試合内容を追っていきたいと思います。
初日初戦にして近畿大会決勝進出経験校同士の好カードに。先発は滋賀学園は阿宇/智辯学園は西村ともちろんエース対決。阿宇は県大会でもフル回転していたが安定感はあまりなく、一方の智辯学園は西村→小畠の策も取れるので延長戦となると智辯有利に働く事が予想されていた。結果的には乱打戦で両投手とも完投も(阿宇195球/西村141球)と球数に差がつき力尽きてしまった形に。原因は被安打-四球の数が(阿宇16-9/西村9-5)と被出塁数に大差がついたこと。点差は無くとも打撃の細かい部分の蓄積が1枚エースのチームには痛手となった試合であった。
山田(大阪3位)●1-4〇龍谷大平安(京都1位)
近畿屈指の経験を持つ龍谷大平安に、26年ぶりの大阪公立校の選出である山田がぶつかっていくという新鮮さのあるカード。下馬評では実績からも龍谷大平安有利の声が大きかったが、試合は山田が考えていたであろう接戦の展開に。履正社相手に1失点完投したエース坂田の投球術が今日も冴えた。単打4/自責点1でありながら失点4は3エラーがそれぞれ失点に絡んだため。少ないチャンスでコツコツと加点した龍谷大平安とは流石に経験の差が出たか。一方で龍谷大平安の投手陣は府大会同様に継投策。9イニングで奪三振2も併殺4と要所を締めた。
東播磨(兵庫2位)●1-2〇市和歌山(和歌山1位)
県大会から注目を浴びた東播磨の鈴木/市和歌山の小園という投手戦必至のカードは大方の予想通り投手戦となった。勝敗を分けたのが長打の差。市和歌山は本塁打と二塁打を1本ずつで2点を加算。東播磨は9回2アウトで初長打(二塁打)も得点は内野ゴロの1点と勝負の一打で市和歌山が上回った印象だ。それでも、鈴木は被安打7/四球7の被出塁14の内容で2失点なのはピンチの大半を封じた証明。一方で小園は被安打5/四球1に加え奪三振11と支配的な投球。勝敗を抜きにしてもお互いのチームの持ち味が出た試合となった。
※暫定的な序列
★…今日試合有り
赤色…次敗れても選抜濃厚
青色…選抜絶望(21世紀枠を除く)
緑色…次敗れると同府県校次第
紫色…1勝でも選抜が近い
水色…選抜には2勝が欲しい
市和歌山(和歌山1位)
龍谷大平安(京都1位)
智辯学園(奈良2位)
大阪桐蔭(大阪1位)
神戸国際大附(兵庫1位)★
天理(奈良1位)
近江(滋賀2位)★
東海大仰星(大阪2位)★
乙訓(京都2位)
和歌山東(和歌山2位)★
長田(兵庫3位)
智辯和歌山(和歌山3位)★
京都国際(京都3位)★
滋賀学園(滋賀1位)
東播磨(兵庫2位)
山田(大阪3位)
まだ初日なので曖昧ですがこんな感じ。ちなみにコールド負けを想定した序列ではありません。市和歌山/龍谷大平安が府県1位の1勝という事で、同府県の下位校の序列を下げています。同時に滋賀/兵庫/大阪の未試合校の序列を上げています。
・今日の試合の序列影響
※コールド負けを考慮しない
この試合の勝利校が準々決勝で市和歌山と組まれるため、智辯和歌山は2勝しないと和歌山東の勝ち上がり関係無くかなり厳しい。一方で東海大仰星は1勝だと微妙なところ。21世紀枠の近畿推薦校が山田だと、大阪桐蔭の勝ち上がりにもよるがどちらかの落選が濃厚なので府順位が上の大阪桐蔭よりも1勝差をつけたいところ。
②和歌山東(和歌山2位)-京都国際(京都3位)
智辯和歌山よりかは可能性が残るものの、和歌山東も2勝しない限りはかなり厳しい立ち位置。直接対決で負けてる以上、ベスト8で序列が市和歌山より上になる可能性は低い。京都国際も同様でベスト8だと龍谷大平安/乙訓の下になる可能性が高い。両校とも1勝だと準々決勝の試合内容がかなり求められてきそうだ。
③神戸国際大附(兵庫1位)-近江(滋賀2位)
明日の試合でより選抜が近いのはこの2校。両校とも先日の兵庫2位/滋賀1位が敗れた事により1勝でも選抜の可能性はぐんと上がる。特に神戸国際大附は長田次第で1勝でも確定ランプを出せるぐらいの立ち位置だ。近江は同県校が無いとはいえ2位通過のため1勝だと境目ぐらいか。京都勢の勝ち上がりによっても変動しそう。
今日もまた試合が楽しみですね。