【近畿大会】過去20大会分を府県順位で細かく分けてみた【大阪/奈良/和歌山編】
こんばんは。
最近21世紀枠の話題が続いていたので、今日は近畿大会に目を向けていきたいと思います。長くなりますが、皆さんの贔屓の高校や府県があれば是非そこだけでも見て欲しいと思います。
今回の記事では【府県順位別で近畿大会を知る】事をテーマに書いてみようと思います。具体的には大阪1位なら過去20大会分の大阪1位の高校/近畿大会&選抜の成績まで記していこうと思います。
・★は選抜出場校
・赤文字は近畿大会優勝
・青文字は近畿大会準優勝
・緑文字は近畿大会ベスト4
・()内は選抜成績
【大阪1位】選抜率75%
2000年…関西創価★(ベスト4)
2001年…金光大阪★(初戦敗退)
2002年…近大附★(初戦敗退)
2003年…PL学園
2004年…履正社
2005年…PL学園★(ベスト4)
2006年…大阪桐蔭★(ベスト8)
2007年…履正社★(3回戦敗退)
2008年…PL学園★(2回戦敗退)
2009年…大阪桐蔭★(2回戦敗退)
2010年…大阪桐蔭
2011年…大阪桐蔭★(優勝)
2012年…履正社★(初戦敗退)
2013年…履正社★(準優勝)
2014年…大阪桐蔭★(ベスト4)
2015年…大商大堺
2016年…上宮太子
2017年…大阪桐蔭★(優勝)
2018年…履正社★(初戦敗退)
2019年…大阪桐蔭★(1勝)
近畿大会優勝1回に対して準優勝6回と意外に決勝に弱い?成績も初戦敗退はわずか4回と番狂わせはほぼ無し。2010年の大阪桐蔭は加古川北によもやの完封負け。基本的に1つ勝てば選抜入りも2004年の履正社/2016年の上宮太子はコールド負けで選抜ならず。2002年の近大附は大阪2位/3位も初戦敗退で大阪0校を回避する繰り上げ当選。
【大阪2位】選抜率40%
2000年…大阪桐蔭
2001年…大体大浪商★(2回戦敗退)
2002年…東海大仰星
2003年…上宮太子
2004年…東海大仰星
2005年…大阪桐蔭
2006年…北陽★(2回戦敗退)
2007年…PL学園
2008年…金光大阪★(初戦敗退)
2009年…PL学園
2010年…履正社★(ベスト4)
2011年…東大阪大柏原
2012年…大阪桐蔭★(3回戦敗退)
2013年…PL学園
2014年…PL学園
2015年…大阪桐蔭★(2回戦敗退)
2016年…履正社★(準優勝)
2017年…履正社
2018年…大阪桐蔭
2019年…履正社★(1勝)
何といっても2015年/2016年の連続優勝。この2年間は大阪1位が選抜落選したこともあり2強の存在をさらに強めることに。PL学園は4大会連続初戦敗退と存在感を見せられず。2008年の金光大阪を境に2強以外の選抜出場は無し。2016年の履正社は選抜決勝で大阪桐蔭との大阪対決を制することが出来ず。
【大阪3位】選抜率30%
2000年…浪速★(ベスト8)
2001年…初芝
2002年…大産大附
2003年…大阪桐蔭★(2回戦敗退)
2004年…大産大附★(初戦敗退)
2005年…履正社★(初戦敗退)
2006年…東海大仰星
2007年…東海大仰星
2008年…大阪桐蔭
2009年…東海大仰星
2010年…PL学園
2011年…履正社★(2回戦敗退)
2012年…大商大堺
2013年…関大北陽
2014年…大商大堺
2015年…阪南大高
2016年…大阪桐蔭★(優勝)
2017年…近大附
2018年…大阪偕星学園
2019年…初芝立命館
近年は勝率が低下気味。府大会で大阪桐蔭と履正社が同ブロックで無い限りは、第3勢力が来ることが多いものの近畿の強豪相手に2勝の壁あり。更に1位/2位が選抜確定ラインまで勝ち上がる事が多く、地域性の観点からも中々選抜に出ることは難しい。2003年の大阪桐蔭/2005年の履正社は初戦が2位校と組み合わせにも恵まれた。
【奈良1位】選抜率65%
2000年…智辯学園★(2回戦敗退)
2001年…郡山
2002年…斑鳩★(2回戦敗退)
2003年…斑鳩★(初戦敗退)
2004年…天理★(ベスト8)
2005年…天理
2006年…郡山
2007年…天理★(ベスト8)
2008年…天理★(初戦敗退)
2009年…天理★(初戦敗退)
2010年…智辯学園
2011年…奈良大附
2012年…天理
2013年…智辯学園★(2回戦敗退)
2014年…天理★(2回戦敗退)
2015年…智辯学園★(優勝)
2016年…智辯学園★(2回戦敗退)
2017年…智辯学園★(3回戦敗退)
2018年…天理
2019年…智辯学園★(1敗)
全体としてベスト4の壁あり。その中で選抜率が高いのは負けても接戦に持ち込む強さがあるからこその数字。智辯学園はベスト8敗退で5回の選抜入りも選抜優勝で選出が確かであることを証明。2002年&2003年の斑鳩が公立校にして近畿ベスト4と大躍進、後に合併し法隆寺国際として14年後に近畿大会進出を果たす。
【奈良2位】選抜率25%
2000年…斑鳩
2001年…智辯学園
2002年…天理
2003年…高田商
2004年…高田商
2005年…高田商
2006年…天理
2007年…奈良大附
2008年…桜井
2009年…郡山
2010年…天理★(2回戦敗退)
2011年…智辯学園★(2回戦敗退)
2012年…大和広陵★(2回戦敗退)
2013年…奈良大附
2014年…奈良大附★(初戦敗退)
2015年…奈良大附
2016年…高田商★(初戦敗退)
2017年…高田商
2018年…橿原
2019年…奈良大附
2000年代は冬の時代も2010年の天理の優勝を皮切りに5度の選抜当選。その5度の当選に被り校無しと奈良の層の厚さを示すデータに。2016年の高田商は準々決勝コールド負けも神宮枠の7枠目に滑り込み。20校中のべ9校が公立校と、県大会で天理/智辯学園が同ブロックの時に逆山から来ることが多い印象。
【奈良3位】選抜率20%
2001年…天理
2003年…片桐
2005年…智辯学園
2007年…郡山
2009年…関西中央
2011年…天理★(初戦敗退)
2013年…橿原学院
2015年…平城
2017年…法隆寺国際
2019年…天理★(1敗)
奇数年のみ出場かつ他府県の1位と初戦で当たる可能性が高いこともあり、のべ10校中6校が初戦敗退。その中で天理は2度の選抜出場と流石の実力。去年の天理の結果により、1位/2位/3位とそれぞれの県順位から近畿大会優勝の名記録も(21世紀に限定すると天理と大阪桐蔭のみ)。2015年の平城/2017年の法隆寺国際は21世紀枠県推薦校。
【和歌山1位】選抜率65%
2000年…南部★(2回戦敗退)
2001年…智辯和歌山★(初戦敗退)
2002年…南部
2003年…南部
2004年…市和歌山商★(2回戦敗退)
2005年…智辯和歌山★(2回戦敗退)
2006年…県和歌山商★(初戦敗退)
2007年…智辯和歌山★(ベスト8)
2008年…智辯和歌山
2009年…智辯和歌山★(2回戦敗退)
2010年…智辯和歌山★(ベスト8)
2011年…那賀
2012年…智辯和歌山
2013年…智辯和歌山★(1回戦敗退)
2014年…箕島
2015年…市和歌山★(1回戦敗退)
2016年…和歌山東
2017年…智辯和歌山★(準優勝)
2018年…智辯和歌山★
2019年…智辯和歌山★(1敗)
奈良1位と比較するとやや戦績は控えめ。智辯和歌山VS公立勢の構図もやはり近畿大会での戦績に差あり。2006年の県和歌山商は初戦敗退ながらも近畿推薦&一般枠選出。2014年の箕島は準々決勝で1点差ながらも落選。2017年の智辯和歌山は近畿大会決勝&選抜決勝と2度大阪桐蔭と対戦するも惜しくも勝てず。
【和歌山2位】選抜率15%
2000年…市和歌山商
2001年…日高中津
2002年…箕島
2003年…智辯和歌山
2004年…智辯和歌山
2005年…県和歌山商
2006年…智辯和歌山
2007年…県和歌山商
2008年…県和歌山商
2009年…※向陽★(2回戦敗退)
2010年…和歌山工
2011年…海南
2012年…市和歌山
2013年…※海南★(初戦敗退)
2014年…和歌山東
2015年…高野山
2016年…高野山
2017年…日高中津
2018年…市和歌山★(ベスト8)
2019年…和歌山南陵
※印は21世紀枠での選出の為、一般枠での選出は2018年の市和歌山のみ。近畿優勝の龍谷大平安相手に1点差の準々決勝が評価された。2009年の向陽は天理と1点差/2013年の海南は履正社と1点差と大健闘。ここに智辯和歌山の名前が少ないことからも県大会決勝での勝率の高さが伺える。
【和歌山3位】選抜率20%
2000年…有田中央
2002年…智辯和歌山★(ベスト8)
2004年…南部
2006年…熊野
2008年…箕島★(ベスト8)
2010年…和歌山商
2012年…高野山
2014年…日高中津
2016年…智辯和歌山
2018年…南部
選抜ベスト8が2校と健闘。2002年の智辯和歌山は県順位が上の箕島を破っての準優勝。2008年の箕島は初戦で滋賀王者の近江を破ってのベスト8と実力を見せた。しかしその後は5大会連続初戦敗退と近畿での1勝が遠い。智辯和歌山は今年で3位通過は2度目。前回は滋賀学園にコールド負けに終わっただけに今年はどうなるか。