【近畿】少し早い21世紀枠の候補【今大会振り返り編】
こんにちは。
※明日に公開する予定だった記事を繰り上げて公開します。
今回は前記事の続きとなります。
前記事がまだの方はぜひ見て頂けると嬉しいです↓
さて、この4連休で近畿2府4県の大会も佳境に入りましてそろそろ近畿大会有力校同士のカードも増えてくる頃かと思います。そこで今大会を2府4県ごとに見直し、来年の選抜の21世紀枠の予想を個人的にしてみたいと思います。
【21世紀枠ルール】
①21世紀枠にて選抜に出場している高校を含めない
②私立で21世紀枠にて選出された前例が近畿には無いので今回は除外
③近畿大会出場濃厚>進学校(+歴史がある)>強豪校に善戦の順に加点
④好投手がいる/失点の少ない高校は好印象
⑤公立校は青色/過去21世紀選出校は赤色で表記
⑥過去に21世紀枠の府推薦/県推薦となった高校は☆で表記
【大阪】ベスト16(◎八尾/〇大冠)
大冠
八尾☆
阪南大高☆
大産大附☆
山田
上宮
興国
箕面学園☆
槻の木
激戦区大阪の今年はベスト16に公立校が4校。去年はベスト8の8校に公立校の姿は無く、ベスト8の箕面学園が府推薦となりましたが今年はどうでしょうか。本命にあげる八尾は2年前の大阪初の近畿推薦校であり今大会もここまで3試合5失点と安定、古豪の進学校である点も強みです。対抗の大冠は大阪でも随一の実力校ではあるものの、学校の歴史が浅く21世紀枠よりかは26年ぶりとなる大阪の公立校の近畿大会進出を期待したいところ。上記公立4校はいずれも次戦は強豪私立との対戦となるため、あと1勝の積み重ねで状況が大きく変わりそうです。
育英
長田☆
明石商
高砂南
神戸村野工業
公立激戦区兵庫は近年の躍進目覚ましい東播磨を本命にあげたいです。今夏の独自大会の勝ち残り(ベスト8)であり今秋もベスト8まで勝ち上がるなど実績は申し分なく、学校の歴史はやや浅いですが進学校としての一面も持っています。対抗は高砂南、ノーシードから久々のベスト8入りで近畿大会も見えてきています。長田は公立進学校として4年前に21世紀枠として選出されたので除外。報徳学園に勝利し、投手力が持ち味の私立神戸弘陵学園は近畿6枠での選抜に期待です。
【京都】ベスト8(◎綾部/〇山城※ベスト16)
京都国際
綾部☆
乙訓☆
東山
ベスト8に公立2校も乙訓は3年前の府王者(近畿大会ベスト4)の実績で21世紀枠の府推薦を受けながら近畿6枠での選抜入りという過去があり、事実上は綾部1校と考えて良いと思います。100年以上の歴史を持つ同校は14年前にベスト8の実績で府推薦された事もあり、準々決勝の乙訓戦に勝利すれば近畿大会も見えてきます(今年は京都3枠)。ベスト8に公立が2校かつ私立は実績校ばかりということで、対抗にはベスト16の山城をあげてみました。綾部同様に学校の歴史は古く、また公立進学校という事もあり20年前にベスト8の実績で府推薦されています。
近江
綾羽
彦根翔西館☆
去年優勝の近江/3位の綾羽の近畿大会組ブロックとは逆ブロックという事もありますが、2006年(彦根翔陽)/2017年(彦根翔陽との合同チーム)と過去2度の県推薦の経験がある彦根翔陽が前身の彦根翔西館を本命にしました。対抗にはノーシードからベスト8の草津で今夏ベスト8の八幡工を〇7-1と快勝。3試合28得点の打撃力の高さを準々決勝の綾羽相手に見せられるか注目です。また、栗東は2試合無失点と草津とは対照的に投手力が光ります。こちらは近江相手に接戦に持ち込めるかがカギになりそうです。
【奈良】ベスト8(◎畝傍/〇桜井)
関西中央
高田
天理
御所実業☆
畝傍☆
桜井☆
今大会は過去に県推薦を受けた公立高校vs私立3強の構図が色濃くなっています。その中でも畝傍と桜井は近畿推薦校でもあり、特に畝傍は去年の府推薦である奈良同様に進学校として知られているため、現時点では本命として考えています。畝傍に次ぐ進学校である高田も有力ですが準々決勝の相手が智辯学園、御所実業の準々決勝の相手が天理という事を踏まえた上で、畝傍-桜井の準々決勝を制した方が有利に傾くかなと思います。ただ、智辯学園/天理が敗れた場合は大きなアドバンテージとなりますので準々決勝次第ではまだまだわかりません。
【和歌山】ベスト8(◎耐久/〇和歌山東)
和歌山東☆
耐久☆
笠田
向陽
箕島
市立和歌山
和歌山南陵
近年の実績十分な4校(下半分)が同ブロックに固まったことで、残りの3校(向陽は10年前の選抜で21世紀枠として出場してるため除外)の中で近畿大会に進出する高校がかなり有利な展開となりそうです(箕島/市和歌山は実績組として除外)。この3校の中では耐久が過去に近畿推薦の経験があり、進学校という事もあり本命にしています。4年前の和歌山王者でもある和歌山東は2010年代に2度の県推薦の経験ありで実績では耐久を上回ります。まだ県推薦の経験が無い笠田含め、この3校の中から近畿大会進出を期待したいところです(今年は和歌山3枠)。