Ropenの野球話

このブログは高校野球/プロ野球/メジャーリーグなど野球全般のお話をさせて頂く中で読者の方と共に野球を楽しんでいけたらと考えています。コメントには必ず返信させて頂きます。更新頻度(0:00/6:00/12:00/18:00)の中からランダムに1週間に1回は更新します。よろしくお願いします。

【地区大会】全地区&21世紀枠まとめ【後半】

こんにちは。

 

ropen1205.hatenablog.com

 

続きになります。

今日は選考の要点について。

★は地区推薦の可能性。

 

【北海道】1枠

 ・枠が増えれば旭川実は投手力

・北海道の2年連続21世紀枠の行方

北海(優勝)

旭川実(準優勝)

知内★(ベスト4)

毎年1枠しかなく更に神宮枠の無い今年に語る事は少ないが、旭川実は道大会での防御率がかなり良く決勝でも0-1の投手戦を演じた、選抜向きのチームである。もし、枠の追加が北海道になされた場合は選抜でも十分戦えるだろう。21世紀枠は今年に帯広農が選出されているおり可能性としては薄いが、知内も駒大苫小牧を破るなど実力はある。北海道は2年連続で枠が与えられた事もあり、選出が0%という訳でもない。

 

【東北】2枠

・VS仙台育英の評価の比重

・柴田が21世紀枠なら花巻東は確定

・東北推薦で何に重きを置くか

仙台育英(優勝)

柴田★(準優勝)

花巻東(ベスト4)

日大山形(ベスト4)

八戸西★(ベスト8)

花巻農★(県4強)

良くも悪くも旋風を起こした柴田の処遇次第。同じ相手に2度のコールド点差は痛いが、3県の1位校を破った点も無視できない。よって、仙台育英に準決勝で1点差●の花巻東との比較の際に「VS仙台育英」にどれだけ評価を割り振るかがポイント。もともと地域性不利の柴田からすると、ここに重きを置かれると頭の痛い話である。ならばと21世紀枠の「保険」もあるが、戦績全振りで選ばれる事が21世紀枠の趣旨に合うかどうかの問題もある。よって八戸西が21世紀枠の本命と考え、柴田は素直に東北2枠目の争いのみと捉えたい。

 

北信越】2枠

・2枠目は上田西でほぼ決まり

・枠が増えた場合は星稜も?

・連合チームが21世紀枠を掴めるか

敦賀気比(優勝)

上田西(準優勝)

関根学園(ベスト4)

星稜(ベスト4)

富山北部・水橋★(初戦敗退)

大聖寺★(県8強)

伊那北★(県8強)

敦賀気比に準決勝で1点差●の関根学園/決勝で11点差●の上田西の2枠目争い。しかし、東北よりかはすんなりと上田西に決まるだろう。関根学園が県3位通過/上田西が日本航空石川&星稜の石川コンビを破った勝ち上がりの良さなどを総合的に見て、VS敦賀気比だけの点差で逆転選出は無いとみて良い。仮に枠が増えた場合も、関根学園より星稜が推されると予想する。近年の実績と県順位/準決勝も1点差●が強みとなるか。21世紀枠は連合チームが本命となりそう。連合チームという特色や他候補が決め手に欠ける事もあり、北信越推薦は固い。

 

【関東】4枠or5枠

・関東5枠の対象は東海大相模

専大松戸はほんとに選抜確定?

・石橋は4年前のリベンジへ

健大高崎(優勝)

常総学院(準優勝)

東海大甲府(ベスト4)

専大松戸(ベスト4)

東海大相模(ベスト8)

国学院栃木(ベスト8)

鎌倉学園(ベスト8)

木更津総合(ベスト8)

石橋★(初戦敗退)

館林★(県4強)

白山★(県8強)

準々決勝は国学院栃木がコールド負け/鎌倉学園木更津総合が大敗(6点差&8点差)と、一方的な試合が多い中で東海大相模は1点差。地域性&県順位も含め関東5枠目の最有力だろう。しかし東京の日大三(●1-6)との比較で最終枠を得られるかは微妙。3年連続東京1枠であること以外に相模が不利な点はほぼなく、相模が優勢か。そして可能性は5%も無い話だが、県3位通過の専大松戸が準決勝コールド負けを確定と捉えるかどうかもポイント。21世紀枠で有力な石橋は4年前の関東推薦校。作新学院も破り、名実ともに選出に不足は無い。

 

【東京】1枠or2枠

日大三の決勝5点差は絶妙

・4年連続東京1枠の前例無し

日大二の2年連続都推薦なるか

東海大菅生(優勝)

日大三(準優勝)

関東一(ベスト4)

二松学舎大附(ベスト4)

日大二★(ベスト8)

東海大相模との比較対象になり得る東京の決勝戦が注目されたが、結果的に日大三が5点差の準優勝。コールド点差なら可能性を大きく落としていただけに「5点差で踏みとどまった」とも言える。ここ3年は関東に最終枠を譲っているだけに、チャンスの年にこの点差は絶妙な立ち位置。総合的な内容面で相模より劣る為、高野連がどこまで「4年連続東京1枠」を懸念するかにも注目。21世紀枠日大二が有力か。終盤まで優勝校の東海大菅生に同点で喰らいついていた内容面は申し分無し。しかし東京は2年連続同校推薦が無く、果たしてどうなるか。

 

【東海】2枠

・無風の選考

・東海推薦は決め手に欠ける

中京大中京(優勝)

県岐阜商(準優勝)

三重(ベスト4)

岐阜第一(ベスト4)

松阪商★(初戦敗退)

三島南★(県4強)

国府★(県16強)

北海道と同様に語る事は少なめ。ベスト4の三重/岐阜第一も準決勝で大敗を喫した為、東海が1枠増えることは考えにくい。いかに決勝2校が東海で飛び抜けた存在であったかという事に尽きる。同時に東海推薦もある意味無風。県推薦のうち2校が東海大会に出場したが、いずれも近年に実績のある商業校。残る2校は戦績が伸び切らず、どこが東海推薦でも最終3枠に残る事は難しい現状である。

 

【近畿】6枠

・VS智辯学園のスコアに注目

神戸国際大附はほんとに確定?

・近畿推薦は三つ巴の様相

智辯学園(優勝)

大阪桐蔭(準優勝)

市和歌山(ベスト4)

京都国際(ベスト4)

神戸国際大附(ベスト8)

龍谷大平安(ベスト8)

天理(ベスト8)

智辯和歌山(ベスト8)

山田★(初戦敗退)

東播磨★(初戦敗退)

畝傍★(県4強)

基本ベスト8から2校を選出。優勝した智辯学園に唯一土を付けた天理は、準々決勝で大阪桐蔭にコールド●。龍谷大平安は準々決勝で智辯学園に5点差●。神戸国際大附は準々決勝で京都国際に1点差●。この3校はいずれも府県1位で兵庫は他の候補がいない。よって現状は神戸国際大附が頭一つリード。しかし、東播磨21世紀枠次第で地域性の有利が消えるためこの点に注視したい。智辯和歌山は県3位通過/同県校3敗が痛く、可能性はほぼ無い。東播磨/山田/畝傍と近畿推薦争いは三つ巴。どこが選ばれても21世紀枠に限りなく近い地区である。

 

【中国】2枠or3枠

・中国3枠目は鳥取城北で確実

・小松との一騎打ちの様相

・島根は5回目の21世紀枠

広島新庄(優勝)

下関国際(準優勝)

鳥取城北(ベスト4)

米子東(ベスト4)

矢上★(初戦敗退)

荻商工★(県4強)

米子工★(県8強)

鳥取城北と米子東は奇しくも2校とも鳥取勢。県大会決勝で米子東が勝ったことにより県順位で上なのは米子東だったが、準決勝で痛いコールド負け。準決勝で1点差だった鳥取城北の優位は揺るがない。最終枠は四国の小松との争いになるが、相手は公立校のアドバンテージもある。勝ち上がりで見ても鳥取城北は1位校を破っていない(小松は香川1位に勝利)の点も弱いか。しかし小松には地域性不利(聖カタリナが一般枠確定)という大きなマイナスがあり、この点だけでも鳥取城北が有利とみる。中国推薦は矢上に注目したい。21世紀枠で全国最多の5回目の選出となるか。

 

【四国】2枠or3枠

・四国3枠目は小松で確実

鳥取城北との一騎打ちの様相

・四国推薦は国立校の存在が面白い

明徳義塾(優勝)

聖カタリナ(準優勝)

小松(ベスト4)

鳴門(ベスト4)

土佐塾★(県4強)

名西★(県4強)

香川高専高松★(県8強)

上記の中国で述べたように鳥取城北と小松の最終枠争い。四国のベスト4には徳島1位の鳴門もいるが、準決勝でコールド負けは分が悪い。よって愛媛3位の小松が選考対象となるが、やはり県順位がネック。過去に地域性不利な3位校が最終枠に選ばれたケースはほぼ無く、しかも準決勝の相手である聖カタリナが決勝で敗れたのが痛い(鳥取城北の準決勝の相手である広島新庄は優勝)で差がついた。現状では小松はやや不利な立場にいるといえる。四国推薦は香川高専高松に注目したい。高専という特色は否が応でも気になる存在である。

 

【九州】4枠

・4枠は安泰

・公立校の躍進が楽しみ

・九州推薦は具志川商が濃厚

大崎(優勝)

福岡大大濠(準優勝)

明豊(ベスト4)

宮崎商(ベスト4)

神村学園(ベスト8)

延岡学園(ベスト8)

具志川商★(ベスト8)

東明館(ベスト8)

八代★(県4強)

長崎西★(県4強)

準決勝でコールドゲームも無く、ベスト4の4校が順当に4枠に収まりそうだ。今大会最大のサプライズは何と言っても大崎だろう。甲子園出場経験のない離島校が快進撃で優勝を掴んだ。大崎の陰に隠れているが、宮崎商も1位校から2勝で堂々の選抜確定。大濠/明豊といった九州の常連に公立校が2校。バランスの取れた九州勢の顔ぶれとなりそうだ。九州推薦は、あと1勝で一般枠だった具志川商が地域性も含め最有力。去年に同県から本部が九州推薦を受けているのが気になるところだが、本部より戦績は飛び抜けている。最終3枠の期待も大きい。

 

 

【地区大会】全地区&21世紀枠まとめ【前半】

こんにちは。

今日にて全地区の大会が終了しました。出場校の皆さん、お疲れ様でした。コロナ禍で観客/応援の差が例年と違う部分に違和感を感じながらのプレーになったかと思いますが、ネットで試合を拝見できたことを嬉しく思います。

 

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このシリーズも今日で終わり。

出場校&21世紀枠の予想を固定させます。

 

赤…選抜確定

青…選抜(可能性大)

緑…選抜(可能性小)

紫…選抜絶望

★…21世紀枠推薦中

※番号は優先順位

 

【北海道】1枠

①北海(優勝)

旭川実(準優勝)

③知内★(↓ベスト4)

武修館

駒大苫小牧(↓ベスト8)

札幌光星

札幌日大

函館大有斗

中標津(↓ベスト16)

白樺学園

クラーク国際

小樽双葉

札幌国際情報

札幌第一

北海道栄

旭川大高

 

【東北】2枠

仙台育英(優勝)

②柴田★(準優勝)

花巻東(↓ベスト4)

日大山形

東日大昌平(↓ベスト8)

八戸西★

東北

羽黒

由利工(↓ベスト16)

弘前学院聖愛

盛岡大附

湯沢翔北

八戸学院光星

一関学院

福島商

角館

学法石川(↓初戦敗退)

鶴岡東

 

北信越】2枠

敦賀気比(優勝)

②上田西(準優勝)

③関根学園(↓ベスト4)

④星稜

新潟明訓(↓ベスト8)

佐久長聖

都市大塩尻

日本航空石川

加茂暁星(↓初戦敗退)

北陸

新湊

小松大谷

富山商

福井商

高岡商

富山北部・水橋★

 

【関東】4枠or5枠

健大高崎(優勝)

常総学院(準優勝)

東海大甲府(↓ベスト4)

専大松戸

東海大相模(↓ベスト8)

国学院栃木

鎌倉学園

木更津総合

日本航空(↓初戦敗退)

前橋商

東京学館

昌平

鹿島学園

細田学園

石橋★

 

【東京】1枠or2枠

東海大菅生(優勝)

日大三(準優勝)

③関東一(↓ベスト4)

二松学舎大

日大豊山(↓ベスト8)

早稲田実

日大二

八王子

桜美林(↓ベスト16)

日本学園

日大鶴ケ丘

日野

佼成学園

森学

創価

小山台

 

【東海】2枠

中京大中京(優勝)

県岐阜商(準優勝)

③三重(↓ベスト4)

④岐阜第一

藤枝明誠(↓ベスト8)

海星

東邦

至学館

常葉大菊川(↓初戦敗退)

松阪商★

加藤学園

大垣商★

 

【近畿】6枠

智辯学園(優勝)

大阪桐蔭(準優勝)

③市和歌山(↓ベスト4)

④京都国際

神戸国際大附(↓ベスト8)

龍谷大平安

⑦天理

智辯和歌山

滋賀学園(↓初戦敗退)

長田

東播磨

和歌山東

近江

山田★

乙訓

東海大仰星

 

【中国】2枠or3枠

広島新庄(優勝)

②下関国際(準優勝)

鳥取城北(↓ベスト4)

④米子東

桜ケ丘(↓ベスト8)

岡山学芸館

宇部鴻城

盈進

岩見智翠館(↓初戦敗退)

創志学園

浜田

西条農

矢上★

鳥取西

関西

立正大淞南

 

【四国】2枠or3枠

明徳義塾(優勝)

②聖カタリナ(準優勝)

③小松(↓ベスト4)

④鳴門

寒川(↓ベスト8)

高松商

英明

高知中央

松山城南(↓初戦敗退)

徳島北

鳴門渦潮

高知

 

【九州】4枠

①大崎(優勝)

福岡大大濠(準優勝)

③明豊(↓ベスト4)

④宮崎商

延岡学園(↓ベスト8)

⑥具志川商★

神村学園

⑧東明館★

九州国際大

唐津

沖縄尚学

開新

長崎日大

樟南

大分商

東海大星翔

 

21世紀枠推薦一覧】

※は未定のため予想

 

【北海道】

北海道…※知内◎(同4強)

北海道は恐らく公立最上位の知内が濃厚。上位陣が軒並み私立であったり全国大会への出場を果たしているので、消去法でもここしかない。しかし、1993年に選抜出場/去年の帯広農の推薦がネックとなり、最終3枠に残るのはかなり厳しい。

 

【東北】

青森…八戸西◎(東北8強)

岩手…花巻農▲(県4強)

宮城…柴田〇(東北準優勝)

秋田…大館桂桜(県4強)

山形…山形工(県8強)

福島…相馬東(県4強)

公立最上位の柴田…ではなく八戸西を本命としてあげたい。青森からの21世紀枠輩出校が無い/東北大会での投手力の高さ/柴田より学校評価が良さげな点が理由である。柴田が一般枠で落選なら21世紀枠でという枠の使い方をして欲しくないという意味合いもある。それでも柴田を選ぶなら花巻東が一般枠確定と見て良い。近年の農業校の躍進にあやかって花巻農という選択もあるが、そうなると同時に柴田が一般枠確定となるだろう。

 

北信越

新潟…東京学館新潟(県4強)

富山…富山北部・水橋◎(北信越16強)

石川…※大聖寺▲(県8強)

福井…美方(県4強)

長野…※伊那北〇(県8強)

唯一の北信越大会出場校でもある富山北部・水橋は連合チームであるという評価点もある。地域性/富山からの21世紀枠の選出無しの過去も後押しするだろう。対抗はまだ未確定だが伊那北で考えたい。過去に県推薦の経験もある公立進学校ではあるが、60年前以上に3度の選手権出場があり、この点がどう判断されるか。大穴はこちらも未確定だが県推薦の経験のある大聖寺。上田西の一般枠次第でこの2校の立ち位置も変わってくる。

 

【関東】

茨城…境(県8強)

栃木…石橋◎(関東16強)

群馬…館林〇(県4強)

埼玉…大宮東(県4強)

千葉…東京学館(関東16強)

東京…※日大二(都8強)

神奈川…白山▲(県8強)

山梨…甲府城西(県4強)

過去に関東推薦の経験があり、公立最上位&進学校の石橋が最有力。今年は関東推薦された4年前とは違い、作新学院に勝利という点も大きい。最終3枠に残る可能性も大いにある。石橋がピンズドすぎて他の候補の可能性が薄い状況ではあるが、学校内容と県レベルを加味して館林が次点。しかし健大高崎が一般枠確定で地域性のマイナスが大きい。大穴で白山を選んだのは、地域性+地区推薦さえ過去に無い神奈川の公立実力校という側面から。

 

【東海】

岐阜…大垣商(東海12強)

静岡…三島南〇(県4強)

愛知…国府▲(県16強)

三重…松阪商◎(東海12強)

この中で過去に推薦の経験があるのは国府のみ。その国府も流石に県16強では推しにくい(中京大中京が一般枠確定で地域性の問題も)。そうなると古豪で東海大会出場校の松阪商を本命にあげたい。しかし過去に4度の全国大会出場(60年前)と、学校的に21世紀枠の要素が薄く最終3枠に残るのは困難。対抗は三島南でこちらは東海大会未出場だが、松阪商よりかは21世紀枠らしさはある。大垣商は30年前に選手権に出場しており、一般枠での出場が望まれる。

 

【近畿】

滋賀…草津(県8強)

京都…綾部(県8強)

大阪…山田◎(近畿16強)

兵庫…東播磨〇(近畿16強)

奈良…畝傍▲(県4強)

和歌山…※耐久(県8強)

全地区の中で一番レベルの高い争い。大穴の畝傍でさえ、過去に近畿推薦の経験があり奈良からの21世紀枠出場が無い点を考慮すると、最終3枠の中にいても違和感の無いレベルである。とはいえ、一躍全国に校名を轟かせた山田を本命としたい。奈良同様に21世紀枠に縁のない大阪で履正社に土を付けた戦績&学校評価も悪くない。山田と同じ位置まで勝ち上がった東播磨も高い投手力学校評価も山田と似たり寄ったり。この2校に差をつけるのは難しい。

 

【中国】

鳥取…米子工◎(県8強)

島根…矢上▲(中国16強)

岡山…岡山工(県16強)

広島…舟入(県16強)

山口…荻商工〇(県4強)

他地区のレベルが高い事もあるが、この5校の中から最終3枠に残る事はほぼ無さそう。米子工/萩商工は近年に県推薦の経験があるため学校評価は悪くないが、中国大会未出場と戦績が足りない。下関国際が一般枠確定なので地域性の差で米子工を本命とした(鳥取城北が中国3枠目なら半々ぐらい)。戦績だけなら矢上が推されてしかるべきだが、去年に平田が21世紀枠に選ばれた事も含め島根に枠が偏りすぎ。学校内容的にも厳しいものがある。

 

【四国】

徳島…名西〇(県4強)

香川…香川高専高松◎(県8強)

愛媛…川之石(県8強)

高知…土佐塾▲(県4強)

戦績に大差ない為、学校内容がより問われる選考となりそうだ。その点を踏まえ、国立であり学校内容に特色のある香川高専高松は21世紀枠向きの高校と言えよう。名西は県推薦の経験があるものの、2年連続で徳島から地区推薦校が出てる点を差し引きたい。土佐塾は四国でレベルの高い高知ベスト4の強みはある。ただ私立の土佐が21世紀枠で選ばれている為、同県から私立が2校目になり得る選択は無さそう。川之石は土佐塾との比較で強みが少ない。

 

【九州】

福岡…北筑(県4強)

佐賀…東明館(九州8強)

長崎…長崎西▲(県4強)

熊本…八代〇(県4強)

大分…中津東(県8強)

宮崎…妻(県8強)

鹿児島…伊集院(県8強)

沖縄…具志川商◎(九州8強)

戦績だけなら具志川商も過去に推薦が無く学校評価は未知数。とはいえ対抗の八代も同じなので、評価として確実な戦績で本命にした。八代は戦績こそ足りないものの公立進学校。この2校に一般枠の県被りは無いが、県被りがある中で有力なのは長崎西。九州王者の大崎と県大会で対戦経験のあり、何より長崎一の公立進学校という特色は大きい。まさに大穴的な存在と言える。西日本はこの九州と近畿の枠争いが濃厚なので、選ぶ高校が非常に重要である。

【21世紀②】履正社の20年をまとめる。

こんにちは。

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昨日の記事の履正社バージョンです。

 

赤…優勝

青…準優勝

緑…ベスト4(〇は3位)

紫…ベスト8

※…独自大会

 

【春(府)】優勝5/準優勝2

2001年 ●PL学園(3-7)

2002年 ●桜塚(1-5)

2003年 ●大商大高(2-7)

2004年 ●上宮(3-5)

2005年 〇上宮太子(6-0)

2006年 〇大阪桐蔭(9-2)

2007年 ●関大北陽(3-5)

2008年 ●大阪桐蔭(0-5)

2009年 ●桜宮(1-3)

2010年 〇金光大阪(5-3)

2011年 ●東大阪大柏原(4-5)

2012年 〇桜宮(4-0)

2013年 〇金光大阪(1-0)

2014年 ●大阪桐蔭(5-8)

2015年 〇上宮太子(5-4)

2016年 〇大阪桐蔭(6-1)

2017年 ●東海大仰星(8-9)

2018年 ●興国(0-4)

2019年 ●大商大高(2-3)

2020年 中止

 

【春(近畿)】優勝2/準優勝1

2005年 ●社(1-2)

2006年 ●智辯和歌山(4-15)

2010年 ●報徳学園(0-6)

2013年 〇神戸国際大附(8-7)

2016年 〇智辯学園(6-0)

 

【夏(府)】優勝3/準優勝4

2001年 ●上宮太子(5-15)

2002年 ●初芝(5-6)

2003年 ●汎愛(1-3)

2004年 ●PL学園(4-6)

2005年 ●大阪桐蔭(3-11)

2006年 ●大阪桐蔭(2-3)

2007年 ●大阪桐蔭(0-7)

2008年 ●大阪桐蔭(0-2)

2009年 ●PL学園(4-6)

2010年 〇大体大浪商(3-0)

2011年 ●大阪桐蔭(1-5)

2012年 ●大阪桐蔭(8-10)

2013年 ●大阪桐蔭(1-5)

2014年 ●大阪桐蔭(2-6)

2015年 ●大阪桐蔭(1-5)

2016年 〇金光大阪(12-0)

2017年 ●大阪桐蔭(4-8)

2018年 ●大阪桐蔭(4-6)

2019年 〇金光大阪(7-2)

2020年 ※〇大阪桐蔭(9-3)

 

【夏(選手権)】優勝1

2010年 ●聖光学院(2-5)

2016年 ●常総学院(4-7)

2019年 〇星稜(5-3)

 

【秋(府)】優勝5/準優勝4

2001年 ●大体大浪商(0-7)

2002年 ●柏原(3-4)

2003年 ●近大附(1-2)

2004年 〇東海大仰星(7-6)

2005年 〇柏原(12-1)

2006年 ●北陽(2-3)

2007年 〇PL学園(4-0)

2008年 ●大阪桐蔭(1-7)

2009年 ●PL学園(3-5)

2010年 ●大阪桐蔭(4-6)

2011年 〇大体大浪商(5-1)

2012年 〇大阪桐蔭(3-1)

2013年 〇PL学園(4-3)

2014年 ●PL学園(1-5)

2015年 ●阪南大高(0-1)

2016年 ●上宮太子(3-10)

2017年 ●大阪桐蔭(2-9)

2018年 〇大阪桐蔭(5-2)

2019年 ●大阪桐蔭(6-9)

2020年 ●山田(1-2)

 

【秋(近畿)】優勝2/準優勝1

2004年 ●八幡商(8-15)

2005年 〇智辯和歌山(9-8)

2007年 ●東洋大姫路(0-2)

2010年 ●天理(1-2)

2011年 ●報徳学園(2-4)

2012年 ●京都翔英(1-3)

2013年 ●龍谷大平安(7-11)

2016年 〇神戸国際大附(8-2)

2017年 ●智辯和歌山(8-12)

2018年 ●龍谷大平安(0-7)

2019年 ●天理(4-5)

 

【春(選抜)】準優勝2

2006年 ●横浜(0-1)

2008年 ●聖望学園(5-7)

2011年 ●東海大相模(2-16)

2012年 ●愛工大名電(2-9)

2013年 ●岩国商(0-1)

2014年 ●龍谷大平安(2-6)

2017年 ●大阪桐蔭(3-8)

2019年 ●星稜(0-3)

2020年 ※〇星稜(10-1)

 

【年別ランキング】

1位…2019年(優勝2)

選抜…初戦敗退

春(府)大会…ベスト8

春(近畿)大会…未出場

夏(府)大会…優勝

選手権…優勝

秋(府)大会…準優勝

秋(近畿)大会…ベスト4

 

2位…2016年(優勝4/準優勝1)

選抜…未出場

春(府)大会…優勝

春(近畿)大会…優勝

夏(府)大会…優勝

選手権…3回戦敗退

秋(府)大会…準優勝

秋(近畿)大会…優勝

 

3位…2017年(準優勝2)

選抜…準優勝

春(府)大会…5回戦敗退

春(近畿)大会…未出場

夏(府)大会…ベスト4

選手権…未出場

秋(府)大会…準優勝

秋(近畿)大会…初戦敗退

 

 

4位…2014年(準優勝2)

選抜…準優勝

春(府)大会…準優勝

春(近畿)大会…未出場

夏(府)大会…ベスト4

選手権…未出場

秋(府)大会…5回戦敗退

秋(近畿)大会…未出場

 

5位…2010年(優勝2/準優勝3)

選抜…未出場

春(府)大会…優勝

春(近畿)大会…準優勝

夏(府)大会…優勝

選手権…3回戦敗退

秋(府)大会…準優勝

秋(近畿)大会…準優勝

【21世紀①】大阪桐蔭の20年をまとめる。

こんにちは。

21世紀枠の候補が次々に決まっていってますが、その話はまた後日にでもしたいと思います。個人的にはおおむね順当に選ばれているという印象です。

 

今日からのお話は学校ごとに21世紀の20年間(2001年~2020年)の成績をまとめるというものです。今成績を伸ばしつつある高校/変わらぬ強さを見せる古豪など、様々な高校を取り上げていきたいと思います。

 

赤…優勝

青…準優勝

緑…ベスト4(〇は3位)

紫…ベスト8

※…独自大会

 

1回目は大阪桐蔭です。

 

【春(府)】優勝9/準優勝2

2001年 〇PL学園(11-10)

2002年 ●PL学園(3-7)

2003年 ●東海大仰星(5-7)

2004年 〇近大附(11-5)

2005年 ●上宮太子(3-7)

2006年 ●履正社(2-9)

2007年 ●北陽(5-10)

2008年 〇履正社(5-0)

2009年 ●PL学園(5-7)

2010年 ●履正社(0-3)

2011年 〇汎愛(8-1)

2012年 〇大商大堺(4-0)

2013年 〇大商大高(7-0)

2014年 〇履正社(8-5)

2015年 〇大阪偕星学園(5-1)

2016年 ●履正社(1-6)

2017年 〇大体大浪商(5-3)

2018年 〇関大北陽(9-0)

2019年 ●近大附(1-6)

2020年 中止

 

【春(近畿)】優勝5/準優勝2

2001年 ●神戸国際大附(4-5)

2004年 〇福知山成美(5-2)

2008年 ●福知山成美(3-5)

2011年 ●立命館宇治(5-6)

2012年 〇智辯学園(4-0)

2014年 〇報徳学園(8-5)

2015年 ●彦根東(2-3)

2017年 〇東海大仰星(18-0)

2018年 〇智辯和歌山(3-1)

 

【夏(府)】優勝9/準優勝4

2001年 ●上宮太子(5-6)

2002年 〇初芝(5-1)

2003年 ●PL学園(6-8)

2004年 ●PL学園(7-13)

2005年 〇大商大堺(15-3)

2006年 〇金光大阪(4-3)

2007年 ●金光大阪(3-4)

2008年 〇履正社(2-0)

2009年 ●PL学園(5-10)

2010年 ●桜宮(2-5)

2011年 ●東大阪大柏原(6-7)

2012年 〇履正社(10-8)

2013年 〇履正社(5-1)

2014年 〇PL学園(9-1)

2015年 ●大阪偕星学園(2-3)

2016年 ●関大北陽(1-2)

2017年 〇履正社(8-4)

2018年 〇大阪学院大高(23-2)

2019年 ●金光大阪(3-4)

2020年 ※●履正社(3-9)

 

【夏(選手権)】優勝4

2002年 ●東邦(3-5)

2005年 ●駒大苫小牧(5-6)

2006年 ●早稲田実(2-11)

2008年 〇常葉菊川(17-0)

2012年 〇光星学院(3-0)

2013年 ●明徳義塾(1-5)

2014年 〇三重(4-3)

2017年 ●仙台育英(1-2)

2018年 〇金足農(13-2)

 

【秋(府)】優勝8/準優勝4

2001年 ●大産大附(1-8)

2002年 ●北陽(6-14)

2003年 〇柏原(9-1)

2004年 ●上宮太子(0-8)

2005年 ●PL学園(6-7)

2006年 〇北陽(13-3)

2007年 ●PL学園(0-9)

2008年 〇桜宮(5-3)

2009年 〇PL学園(8-5)

2010年 〇履正社(6-4)

2011年 〇東大阪大柏原(6-0)

2012年 ●履正社(1-3)

2013年 ●履正社(1-13)

2014年 〇履正社(11-4)

2015年 ●大商大堺(5-6)

2016年 〇初芝立命館(12-5)

2017年 〇履正社(9-2)

2018年 ●履正社(2-5)

2019年 〇履正社(9-6)

2020年 〇東海大仰星(8-1)

 

【秋(近畿)】優勝3/準優勝4

2003年 〇社(10-6)

2005年 ●北大津(2-3)

2006年 ●報徳学園(1-5)

2008年 ●金光大阪(2-3)

2009年 ●神戸国際大附(0-3)

2010年 ●加古川北(0-2)

2011年 ●天理(4-8)

2012年 ●報徳学園(0-8)

2014年 ●天理(2-3)

2015年 〇滋賀学園(3-2)

2016年 ●神戸国際大附(3-5)

2017年 〇智辯和歌山(1-0)

2018年 ●智辯和歌山(2-5)

2019年 ●天理(4-12)

2020年 ●智辯学園(3-7)

 

【春(選抜)】優勝3

2004年 ●東北(2-3)

2007年 ●常葉菊川(1-2)

2010年 ●大垣日大(2-6)

2012年 〇光星学院(7-3)

2013年 ●県岐阜商(4-5)

2015年 ●敦賀気比(0-11) 

2016年 ●木更津総合(1-4)

2017年 〇履正社(8-3)

2018年 〇智辯和歌山(5-2)

2020年 ※〇東海大相模(4-2)

 

年別ランキング】

1位…2012年(優勝5)

選抜…優勝

春(府)大会…優勝

春(近畿)大会…優勝

夏(府)大会…優勝

選手権…優勝

秋(府)大会…準優勝

秋(近畿)大会…ベスト4

 

2位…2018年(優勝5)

選抜…優勝

春(府)大会…優勝

春(近畿)大会…優勝

夏(府)大会…優勝

選手権…優勝

秋(府)大会…準優勝

秋(近畿)大会…ベスト8

 

 3位…2017年(優勝6)

選抜…優勝

春(府)大会…優勝

春(近畿)大会…優勝

夏(府)大会…優勝

選手権…3回戦敗退

秋(府)大会…優勝

秋(近畿)大会…優勝

 

4位…2014年(優勝5)

選抜…未出場

春(府)大会…優勝

春(近畿)大会…優勝

夏(府)大会…優勝

選手権…優勝

秋(府)大会…優勝

秋(近畿)大会…ベスト8

 

5位…2008年(優勝3/準優勝1)

選抜…未出場

春(府)大会…優勝

春(近畿)大会…準優勝

夏(府)大会…優勝

選手権…優勝

秋(府)大会…3位

秋(近畿)大会…ベスト8

【21世紀枠】実力で出るべきと言われる校とそうでない校の線引きは難しい。

※主観の強い記事なのでご了承ください。

 

こんにちは。

昨日だけで21世紀枠の有力校が次々と府県推薦として発表されましたね。昨日発表された高校で少なくとも1校は選ばれそうな気配です。

 

宮城…柴田(東北準優勝)

栃木…石橋(関東初戦敗退)

大阪…山田(近畿初戦敗退)

沖縄…具志川商(九州ベスト8)

 

何れも地区大会出場校ですが、下3校に関しては一般枠での出場がほぼ絶望的という事で最終3枠に入れるかどうかが焦点となっています。しかし柴田は事情が違い「選抜確定ライン」からの推薦となっている為、一般枠での選出の可能性/21世紀枠での選出の可能性の両面を持ち合わせています。

 

しかし、この両面を持ち合わせる事に対して賛否両論の意見が飛び交っています。もちろん東北大会の決勝まで勝ち上がる事は容易ではありませんし、ましてや公立校の戦績としての凄みは誰もが認めるところかと思います。しかし、決勝のスコアが18-1の大敗だった事で「選抜確定→花巻東との選考待ち」に風向きが変わり、ほぼ確実に一般枠として出場できる状況で無くなったことで色々な意見が出てきています。

 

①選抜確定ラインで21世紀枠選出は1例のみ

選抜確定ラインというのは、前例から「ここまで勝ち上がればほぼ順当に選ばれる」とされているラインです。東北であれば2枠の為、決勝2校が順当に選ばれるケースが一般的で「決勝大差/地域性で不利」の2点が絡む時はベスト4と評価が逆転する事もあります。今回の柴田はこのケースに該当する事から、一般枠と21世紀枠のどちらで選ばれるんだろうと疑問に思う人も少なくは無いかと思います。

 

意地悪な表現をするならば「一般枠で確実と言えなくなった決勝の試合内容を勘案して、21世紀枠も含めて確実に近い形で選ばれて欲しい」という高野連の願望もあるのかなと思います。もちろんこういった理由を表に出すことはありません(21世紀枠の趣旨に反するため)。ただ学校評価のみで推すには弱い立場の柴田ゆえに、上記の理由が県推薦の核心部分であると感じています。

 

元々、21世紀枠都道府県ベスト16以上の戦績であればどこを推薦してもOKとなっています。しかし、20年間で選抜確定ラインから21世紀枠の推薦が1例しか無かったのは「貴重な1枠を一般枠と重複させる可能性を懸念」しての事だと考えています。実力の一般枠と地域貢献・学問貢献などといった学校の特色も評価する21世紀枠を同一視する事は難しく「一般枠がダメだから21世紀枠で」という点が見え隠れする事に違和感を持つ人がいるのも理解はできます。

 

②同情されている要素に疑問

柴田は体育科があり昭和の頃から東北大会ベスト4の実績を持つなど、21世紀枠の選出理由にありがちな「困難」の要素が傍から見て薄い事は上に記した通りです。また、今年から東北大会では「1週間に500球以内」の制約により、決勝でエースが投げられない事が大敗に結び付いたため、より「どちらの枠でもいいから選抜に出してあげたい」という意見が増えたように思います。

 

ただ、少なくとも球数制限を口実とした同情は個人的に好ましく思っていないです。そもそも「投手の故障リスクを懸念した施策」であると事前に告げられていた訳で、県大会から東北大会準決勝までエースがほぼ完投していた高校が、決勝で投げられないから可哀想という意見はどうも引っかかります。また、決勝まで勝ち上がった事で結局「エース1人に無理させるのが最適解」という、球数制限とは正反対の認識を植え付けてしまった事も問題かなと思います(この点に関しては柴田ではなくルールが悪い)。

 

何よりも、エースを先発させてコールド負けを喫した県大会/19球とはいえ打ち込まれた決勝の2試合の結果が、同情に違和感を持つ最大の理由です。「先発出来ていたらこの点差にならなかった」という前提になる試合が県大会だとしたら、それはどうなのかなぁという気持ちになる人もいると思います。

 

ここまで色々書いてきましたが「球数制限/戦績/学校評価を始めとする様々な要素が一般枠としてどうなのか/21世紀枠としてどうなのか」という意見の相違が生まれる点ですね。

 

③個人的には一般枠で/21世紀枠だと微妙

決勝の試合内容も踏まえて、柴田は21世紀枠よりも一般枠で出るべき高校かなと個人的には思います。それと同時に花巻東が2枠目だとしても、柴田を21世紀枠として選ぶのはうーんという感じです。もし仙台育英/花巻東(+αで柴田)の3校選出だと「柴田ありきと捉えかねない選考」「21世紀枠としての意義」という2点が引っかかるところです。また、柴田が21世紀枠の前例を作る事で「選抜確定ラインでも保険で推薦しとこう」という発想で、今後この枠を使われる可能性が生じるのも個人的には微妙です。

 

以上です。

色々ご意見のある話だと思います。

あくまでも個人的に書かせて頂きました。

 

 

【近畿大会】相性を見てみる回【兵庫/京都/滋賀編】

こんにちは。

昨日は体調不良でお休みを頂きました。

ropen1205.hatenablog.com

おとといの記事の続きになります。

 

・兵庫

報徳学園】20勝12敗

VS大阪…7勝3敗

VS兵庫…0勝1敗

VS京都…6勝3敗

VS滋賀…3勝2敗

VS奈良…1勝2敗

VS和歌山…3勝1敗

 

大阪桐蔭〇〇

関大北陽〇〇

履正社●●

大体大浪商

金光大阪

大商大堺

PL学園

 

明石商●

 

福知山成美〇〇

龍谷大平安〇●

塔南〇

京都成章

東山〇

立命館宇治

京都翔英

 

北大津〇〇

滋賀学園●●

近江〇

 

天理〇●●

 

南部〇

熊野〇

県和歌山商〇

智辯和歌山

 

一番対戦の多い天理とは何かと優勝に縁があり、報徳学園が勝った2001年は報徳学園が優勝/天理が勝った2014年&2019年は天理が優勝している。大阪勢に強いのは2000年代に顕著で、2000年代の2度の優勝時は決勝で金光大阪/大阪桐蔭を撃破。また京都勢にも強いが、2012年には決勝で京都翔英に痛い黒星も。

 

神戸国際大附】12勝8敗

VS大阪…3勝2敗

VS兵庫…2勝0敗

VS京都…1勝4敗

VS滋賀…3勝0敗

VS奈良…2勝2敗

VS和歌山…1勝0敗

 

大阪桐蔭〇〇

履正社●●

上宮太子

 

育英〇

神港学園

 

京都学園

京都翔英

立命館宇治

福知山成美

京都国際●

 

近江〇〇

北大津

 

天理〇〇

智辯学園

斑鳩

 

市和歌山商〇

 

優勝2回の実績を誇るが、両年で同県校を破っている。明確な弱みは京都勢にあり、今年の京都国際を含め勝ち切れない状況が続いている。龍谷大平安との対戦が無い中でのこの数字は気になるところ。近年の近畿を牽引する大阪桐蔭/天理に2戦2勝は大きいが、報徳学園同様に履正社に対しては2戦2敗と分が悪い。

 

【育英】5勝7敗

VS大阪…1勝3敗

VS兵庫…0勝2敗

VS京都…1勝0敗

VS滋賀…1勝1敗

VS奈良…2勝0敗

VS和歌山…0勝1敗

 

大産大附

大阪桐蔭

履正社

金光大阪

 

東洋大姫路

神戸国際大附

 

福知山成美

 

八幡商

近江●

 

天理〇

郡山〇

 

智辯和歌山

 

近年は中々戦績が伸びないが、2000年代においては力を見せた。ただその2000年代も2年連続兵庫Vを果たした2002/2003年は選抜に出場できず、翌年に近畿準Vで選抜出場を果たすも現時点ではこれが最後の出場となっている。特に同県を含めた阪神勢に勝ち切れないのは痛い。公立の台頭目覚ましい近年の兵庫で再び近畿に顔出しできるか。

 

・京都

龍谷大平安】25勝8敗

VS大阪…6勝2敗

VS兵庫…2勝2敗

VS京都…0勝1敗

VS滋賀…4勝1敗

VS奈良…7勝2敗

VS和歌山…6勝0敗

 

履正社〇〇

東海大仰星

大商大堺

阪南大高

山田〇

大阪桐蔭

PL学園

 

報徳学園〇●

明石商〇

東洋大姫路

 

京都翔英

 

近江〇〇

彦根東

北大津

滋賀学園

 

智辯学園〇〇〇●

天理〇●

郡山〇

斑鳩

大和広陵

 

智辯和歌山〇〇〇〇

市和歌山〇

高野山

 

どこに対しても苦手も無く白星を重ねられる平安。ちなみに平安に勝った高校は優勝に絡みやすいという謎のジンクスがある(2001報徳学園/2007東洋大姫路/2012京都翔英/2014天理/2020智辯学園)。和歌山勢には無敗と敵無しだが、今年の市和歌山との試合が実現していたらどうなっていただろうか。

 

立命館宇治】8勝4敗

VS大阪…1勝2敗

VS兵庫…2勝0敗

VS京都…0勝0敗

VS滋賀…1勝0敗

VS奈良…2勝2敗

VS和歌山…2勝0敗

 

大阪桐蔭●●

東海大仰星

 

神戸国際大附

報徳学園

 

近江〇

 

天理●●

奈良大附

片桐〇

 

智辯和歌山

南部〇

 

出場回数は4回と少ないが、3度の選抜/1度の近畿準Vとその内容は濃い。内訳で見ても大阪桐蔭/天理に2敗で、その他の高校には負けなしと分かりやすい傾向。時には大物食いもある為、対戦相手からすると戦績で侮るなかれ。去年の選手権でも存在感を見せていただけに今後また近畿での活躍を楽しみに待ちたい。

 

福知山成美】4勝8敗

VS大阪…1勝2敗

VS兵庫…2勝5敗

VS京都…0勝0敗

VS滋賀…0勝0敗

VS奈良…1勝1敗

VS和歌山…0勝0敗

 

PL学園〇●

履正社

 

報徳学園●●

東洋大姫路

神戸国際大附

明石商●

市川●

育英●

 

桜井〇

郡山●

 

出場回数は立命館宇治の2倍(8回)だが勝敗は真逆。何故か滋賀/和歌山勢と当たらずに兵庫勢との対戦が集中している。20年間で4度の京都V&京都準Vと府内の実績は十分だが、近畿の成績がついてこないのが歯がゆいところだ。報徳学園/明石商の3敗は2点差以内と接戦だが、1位通過の初戦で2度コールド負けを喫するなど中々安定しない。

 

・滋賀

【近江】7勝15敗

VS大阪…2勝3敗

VS兵庫…1勝4敗

VS京都…1勝4敗

VS滋賀…1勝0敗

VS奈良…1勝3敗

VS和歌山…1勝1敗

 

大阪桐蔭●●

PL学園

大産大附

大体大浪商

 

神戸国際大附●●

育英〇

報徳学園

神港学園

 

龍谷大平安●●

立命館宇治

京都学園

京都外大西

 

彦根東

 

奈良大附〇●

天理●●

 

日高中津〇

箕島●

 

県内において20年間で優勝11回/準優勝4回の実績を持ちながらも、近畿大会決勝進出経験が無いのは寂しいの一言。やはり近畿の壁とも言える、大阪桐蔭/神戸国際大附/龍谷大平安/天理に0勝8敗では上位進出はなかなか望めない。近年では滋賀学園の方が近畿での存在感は大きいだけに来年以降の巻き返しに期待。

 

北大津】5勝6敗

VS大阪…1勝1敗

VS兵庫…1勝3敗

VS京都…1勝2敗

VS滋賀…0勝0敗

VS奈良…1勝0敗

VS和歌山…1勝0

 

大阪桐蔭

履正社

 

報徳学園●●

東洋大姫路

神戸国際大附

 

西城陽

龍谷大平安

京都外大西

 

郡山〇

 

和歌山東

 

出場回数は近江より9回も少ないが、内容面はこちらに軍配。2005年の初出場時の初戦で、大阪桐蔭を延長13回の大激戦の末に初勝利。2年後も大阪勢の履正社と当たり、こちらは延長12回の末に敗れたものの好勝負が多い。2015年に滋賀を制し初戦で報徳学園に1点差で敗れてから出場は無いが、今年は滋賀学園に1点差とまだまだ力はある。

【近畿大会】相性を見てみる回【大阪/奈良/和歌山編】

こんにちは。

今回は相性編です。

※2001年~2020年の20回分まとめ。

※主要校(10試合&3勝以上)のみ。

 

・大阪

大阪桐蔭】32勝12敗

VS大阪…1勝1敗

VS兵庫…8勝5敗

VS京都…5勝0敗

VS滋賀…7勝1敗

VS奈良…9勝4敗

VS和歌山…2勝1敗

 

近大附〇

金光大阪

 

明石商〇〇

神戸国際大附●●

報徳学園●●

社〇

市川〇

滝川二

育英〇

関西学院

長田〇

加古川北●

 

立命館宇治〇〇

龍谷大平安

京都翔英

京都国際〇

 

近江〇〇

比叡山

光泉〇

近江兄弟社

滋賀学園

立命館守山

北大津

 

天理〇〇〇●●●

智辯学園〇〇〇●

高田商〇

関西中央〇

橿原〇

 

智辯和歌山〇●

日高中津〇

 

2府4県に負け越し無しは流石の一言。その中でも比較的苦手としているのは兵庫勢で、特に神戸国際大附/報徳学園に対して0勝2敗。それでも、近年の兵庫を牽引する明石商に2勝している事から大きな穴にはなっていない。対戦回数が最も多い天理とは2年連続でマッチングするなど、対戦成績的にもライバル関係。

 

履正社】22勝9敗

VS大阪…1勝0敗

VS兵庫…8勝1敗

VS京都…1勝4敗

VS滋賀…5勝1敗

VS奈良…2勝2敗

VS和歌山…5勝1敗

 

PL学園

 

報徳学園〇〇

神戸国際大附〇〇

神港学園

関西学院

三田松聖〇

育英〇

東洋大姫路

 

龍谷大平安●●

京都翔英●●

福知山成美

 

北大津

守山〇

水口〇

滋賀学園

綾羽〇

八幡商

 

高田商〇〇

智辯学園

天理●

 

智辯和歌山〇〇●

県和歌山商〇

海南〇

南部〇

 

大阪桐蔭とは異なり兵庫勢にめっぽう強く、唯一の1敗は東洋大姫路が近畿優勝を決めた2007年。しかし京都勢には弱みを見せ、福知山成美を下した2018年まで京都勢からの勝利は無かった。それでも3県から大きく勝ち越し、何より全盛期の兵庫勢相手に力負けしていない点は優秀。

 

PL学園】6勝8敗

VS大阪…0勝1敗

VS兵庫…1勝0敗

VS京都…3勝2敗

VS滋賀…1勝1敗

VS奈良…0勝3敗

VS和歌山…1勝1敗

 

履正社

 

報徳学園

 

福知山成美〇●●

龍谷大平安

塔南〇

 

綾羽〇

近江●

 

天理●●

高田商●

 

和歌山商〇

智辯和歌山

 

2014年の近畿大会を境に姿を消したものの、14年間で8回の近畿大会出場を果たすなど晩年でも存在感を発揮。大阪桐蔭/履正社同様に奈良勢に中々勝てず、昭和からしのぎを削ってきた天理にも未勝利に終わった。最高戦績は2008年の準優勝で、2校の1位校を破ったものの決勝でやはり天理が壁となった。

 

・奈良

【天理】26勝11敗

VS大阪…8勝3敗

VS兵庫…4勝4敗

VS京都…6勝1敗

VS滋賀…3勝0敗

VS奈良…1勝1敗

VS和歌山…4勝2敗

 

大阪桐蔭〇〇〇●●●

履正社〇〇

金光大阪

PL学園〇〇

 

報徳学園〇〇●

神戸国際大附●●

市川〇

加古川北〇

育英●

 

立命館宇治〇〇

立命館〇〇

龍谷大平安〇●

乙訓〇

 

近江〇〇

八幡商

 

奈良大附

智辯学園

 

智辯和歌山〇●●

箕島〇

向陽〇

高野山

 

近畿では大阪桐蔭と双璧の存在にあり、勝率のムラも無い。特に去年の近畿大会で見せた大阪桐蔭/履正社を連破しての優勝に代表されるように、大阪勢VS天理の対決はまさに近畿の花形。また京滋勢にも強さを見せ、敗れたのは龍谷大平安が優勝した2018年のみ。同県対決は2011年の智辯学園との「奈良決勝」が有名。

 

智辯学園】14勝8敗

VS大阪…2勝3敗

VS兵庫…4勝0敗

VS京都…3勝5敗

VS滋賀…2勝0敗

VS奈良…1勝0敗

VS和歌山…2勝0敗

 

大阪桐蔭〇●●●

履正社

 

東大阪大柏原

神港学園

西脇工〇

神戸国際大附

 

龍谷大平安〇●●●

京都翔英

鳥羽〇

京都成章

乙訓●

 

八日市

滋賀学園

 

天理〇

 

智辯和歌山

市和歌山〇

 

今年の近畿優勝校も、2001年~2010年は何と近畿未勝利。実質10年間で14勝と好成績を残した。大阪桐蔭には3連敗と中々勝てなかったが、2度の優勝時にはどちらも大阪勢(2011年の履正社/2020年の大阪桐蔭)を破っている。ちなみに龍谷大平安への勝利(今年)も3連敗を経ての価値ある1勝。4県に無敗の記録も素晴らしい。

 

奈良大附】6勝6敗

VS大阪…0勝1敗

VS兵庫…1勝1敗

VS京都…1勝1敗

VS滋賀…2勝1敗

VS奈良…0勝1敗

VS和歌山…2勝1敗

 

阪南大高

 

神戸広陵

東洋大姫路

 

鳥羽〇

立命館宇治

 

近江〇●

近江兄弟社

 

天理●

 

海南〇

箕島〇

智辯和歌山

 

2007年が近畿大会初出場。その時には初勝利を含め、近畿優勝校である東洋大姫路に2点差に迫る試合も見せた。初選抜を決めた2014年には箕島(和歌山1位)を含む2勝。県内では天理/智辯学園に見劣りしないが、近畿ではまだまだこれから。この2県に迫るにはやはり大阪勢への勝利がカギ。

 

・和歌山

智辯和歌山】24勝18敗

VS大阪…7勝5敗

VS兵庫…5勝3敗

VS京都…4勝5敗

VS滋賀…2勝1敗

VS奈良…5勝3敗

VS和歌山…1勝1敗

 

東海大仰星〇〇〇

履正社〇●●

大阪桐蔭〇●

金光大阪●●

大阪偕星学園

初芝立命館

 

市川〇●

PL学園

報徳学園

東洋大姫路

市尼崎〇

育英●

明石商●

 

龍谷大平安●●●●

京都外大西〇〇

北嵯峨〇

乙訓〇

立命館宇治

 

比叡山

野洲

滋賀学園

 

天理〇〇●

奈良大附

法隆寺国際〇

郡山〇

智辯学園

斑鳩

 

箕島〇

市和歌山●

 

府県で区切ると特に苦手とするところは無いものの、龍谷大平安には0勝4敗とまるで勝てない。その内の2敗は2002年/2013年の決勝によるもので、初優勝に向けての大きな壁となっている。この2年を含め4度の準優勝があるが、残る2度の相手は大阪桐蔭/履正社。大阪勢に対する勝率は良いが、7勝のうちの6勝は初戦によるもの。

 

【市和歌山】5勝5敗

VS大阪…1勝1敗

VS兵庫…1勝2敗

VS京都…0勝1敗

VS滋賀…1勝0敗

VS奈良…1勝1敗

VS和歌山…1勝0敗

 

東海大仰星

大商大堺

東播磨

明石商●

神戸国際大附

龍谷大平安

近江兄弟社

平城〇

智辯学園

智辯和歌山

 

2004年に和歌山1位で近畿大会に進出、初戦で東海大仰星を破り準々決勝で近畿優勝の神戸国際大附に1点差に迫った年を境に2015年まで未勝利。今年の2勝を含め、5勝中4勝は2015年以降にあげたものである。中々近畿大会の常連校に勝てなかったが、今年は同県のライバル智辯和歌山を破り実力を見せた。今後が楽しみな存在だ。